ずっと気になっていた魔道士です。こんにちは。

新生でのレベル上げは、クエストによってレベルを上げるスタイル に変ります。この話を聞いてからずっと気になっていたのが、ならばフィールドモンスターは何のために存在するのか、です。正しい回答かどうかは分かりませんが、腑に落ちたのでメモ代わりにエントリしてみます。


■レベル上げの歴史

ちょっと昔を振り返って見たのですが、本当に色々な時代を経てきました。

与ダメを減らし被ダメを増やす為にわざと弱い装備をしたり裸になったりという時代 (如何にアクションを多く使うかが焦点だった) に始まり、コブランオンラインと揶揄される時代を経て、「ペコドン」 なる言葉まで生み出したリーヴ偏重の時代の後に、リンクボーナス・チェーンボーナスが導入された事で、フィールド上のモンスターをなぎ倒す時代へと移っていきました (ファイアーパーティや蛮族拠点での範囲狩りなど)。

現在レベル上げの主流はといえば、フィールドモンスター狩り と言って差し支えないと思いますが、蛮神に通っていて得られる経験値や、クエストやミッションクリア時に貰える経験値も少なくありません。


■クエストによってレベルを上げる
吉田Pは、「序盤から,どんどんクエストで引っ張っていきます」 (4Gamer 10/10) と語り、新納氏は、「クエストはかなりの数を用意するので、すべてをクリアしなくても50になることはできます」 (GameWatch 9/1スペシャルトークショー) と語っています。

従って、同じクエストを繰り返し行なう必要はないようですし、ゲームの導線が考えられ、ストーリー性も期待できそうな印象です。


■フィールドモンスターの存在意義
では、フィールドを徘徊しているモンスターはどういう役割になるのか。例えば単なる障害としてなのか、効率が悪くても ”レベル上げ” の役に立つものなのか、あるいは、単にアイテムドロップ用の存在になるのか、等です。第三回プロデューサーレターLIVEで一応質問してみましたが、そんな質問に答えてもらえる訳がありませんでした(笑)。

吉田Pによれば、「フィールドにいるモンスターを倒しても,経験値はそれほど獲得できません」 (4Gamer 10/10) や、「実装されているクエストがなくなったタイミングで,「レベルが上がらない!」という悲鳴が上がります(笑)」 (同) とのことですので、レベル上げには効率的ではないばかりか、経験値が貰えたとしてもごく僅か だという事が窺い知れます。

ではもう一つの疑問である ”フィールドモンスターの存在意義” についてですが、2年前のインタビューにヒントがありました。

僕はMMORPGは経済が回っていかないと絶対に成功しないと思っているんです。生産、採取、消費というサイクルは現実と同じ。その中でバトルってアイテムや武器の消費の場であり、採取の場でもあると思っているんです。武器の交換や、摩耗による消費、デスペナルティーによる消滅といった消費ですよね。

一方でバトルのリワードとなる、モンスターのドロップは採取だと考えます。さらにここに鉱石など、ギャザラーによるオブジェクト採取があり、これらがクラフターの手により合わせられて姿を変える、つまり生産が行なわれて、再びバトルに持ち込まれる。このサイクルがきちんとしなくてはいけないと思っています。これに魔法付加のような概念が入ってくると、「加工」が加わってさらに発展する。そう考えています。だからこそバトルが大事なんです。

GameWatch 平成22年12月30日 より参照のため抜粋引用

「バトルのリワードとなる、モンスターのドロップは採取」 という事は、採掘・伐採、釣りでは採取出来ないアイテムを、”モンスターからの採取” できるという事です。


■コメント
”クエストによるレベル上げ” と聞いて、私がまず思い浮かべるのが、単なるお使いだったり、同じクエストを繰り返す作業感でした。その辺りは開発チームは承知しているようで、”どんどんクエストで引っ張って” ということは、魅力や物語性で引っ張るという意味でしょうから、どんな風に惹き付けてくれるのか、楽しみに感じています。

モンスターの存在意義は採取のため” とするのは、理解が正しいかどうかは分かりません。しかしながら、経済上の役割を考えれば、不自然な解釈ではありませんし、私自身も腑に落ちました。

戦闘は消費の場でもあり、採取の場でもあるのは現行と変りませんが、そこから単にレベル上げが切り離されたという事です。

他の人にしてみればどうでもいいような内容ですが、モンスターの存在意義が気になってしまって、インタビューや発言などを色々と読み返してしまいました(苦笑)。