追記 2012年9月17日 21:30 吉田Pの説明

なるほど考えたなーと感心した魔道士です。こんにちは。

第3回FFXIVプロデューサーレターLIVEにおいて、デノミ に関する話題が登場しました。まとめると次のようになります。

■ギルに関しての吉田Pの発言
・ギルのワイプはしない
・デノミを考えている
・現行FF14の矢弾最低価格の為だけに、桁が上がっているところがある
 (現行ワープドアロー2G)
・所持金を一桁下げ、全流通も同様に一段下がる

・桁が下がって見やすくなる
・トピックスでまもなく開示になると思う

発言されていないこと:
・新生におけるクエストその他の報酬


■”新生でのクエスト等の報酬” に注目しています
デノミ実施で、プレイヤーに 「不利益はない」 と語っています。私も否定はしません。しかしながら、理由として取り上げた、矢弾の最低価格につられて云々というのは表向きの理由であるように感じます。

一般的なデノミネーションの説明では 「金額表示が大きくなると経済活動に支障をきたすので、その解決のため」 (Wiki ) となっています。吉田Pも語っていた 「桁が下がって見やすくなる」 に該当しますでしょうか。

デノミについて記憶に新しいのは、北朝鮮で実施されたケースです。新貨幣に交換できる、1人頭の上限額が設けられていました。実質的に資産を強制的に減らして均一化した、ということです。

FFXIVの場合は上限は設けられてないようですし、所持金も販売価格も等しく桁が下がる、とされています。ですから 「不利益はない」 です。上記ケースのような非道いことは起こりません(笑)。

しかしながら、クエスト、ミッション、ギルドリーヴ、宝箱等々からの報酬についてはまだ触れられていません。もし報酬がそれ程変らずにデノミ (切り下げ) が実施されるとしたら、現行よりギルの価値を下げる ことになります。

例)
      報酬  所持金
 現行  500  10,000
 新生  500   1,000 (一桁下がる) ← 現行より稼ぐ労力が小さい

これは、現行プレイヤーの資産を実質的に減らす という事を意味しますし、言い換えれば 新生新規プレイヤーとレガシープレイヤー間の経済格差を小さくするため とも、受け取る事が可能です。

アイテム売値も一桁下げるので、所持金が一桁減っても不利益はない・・・のは正しいですが、そもそも、NPC店舗から買うケースはそれ程ありません。自分で採取・合成するか、マーケットで購入するのが普通ではないでしょうか。そう考えると、お金の価値は、クエストなどからの稼ぎやすさが問題 なのだと思う訳です。

デノミの件をトピックスに掲載するとしていましたが、以上のことから、”新生でのクエスト等の報酬” について語られるかどうか注目しています。


■資産を、どう防衛するか
1.過去の手痛い失敗
2011年9月に 「新レシピでは使用しなくなるアイテム」 とアナウンスしながら、2012年3月に、実は将来的には使用するアイテムがあったとアナウンスされました。この6ヶ月の間に、公式の発表を信じて 「使用しなくなるアイテム」 の有効活用のため処分 (特に金鉱HQ) を進めてきたことが仇となり、被害とまではいいませんが、相当もったいない事をした経験があります。

そのような事が事故にせよ故意にせよ引き起された事を考えれば、自分の資産を防衛できるのは、自分自身しかいない と強く思う訳です。公式の情報といえども鵜呑みにすることは危険 です。



2.対策
2種類の対応策 :アイテム化か、ギル化か
ではどうするか、ですが、まず アイテムに変換する時 (買い占め)という考え方が出来ます。資産防衛を考える時、FF14では外貨預金の余地はありませんから(笑)、現物アイテムに変えておく 事をまずは思いつくことでしょう。

とはいえ、クラスやジョブがガラッと生まれ変わる (例えばモンクがWSを永遠とつなげられる物理アタッカーとなる模様) 事が伝えられた事を思えば、新生でのアイテム価値を判断できるとは思えません。現在の文法や価値観がそのまま通用しないので、
アイテムの価値が大きく変る可能性があるため、博打 と表現しても差し支えないと思います。

アイテム化するのが正しいかどうかは、恐らく蓋を開けるまで判断できそうになりません。現状アイテム化しておこうという流れや雰囲気があるようなので、ならば
逆に ”ギルを増やすチャンス でもありそうです。

アイテムに変換しておこうと考える人が多ければ、新生で供給過剰になって価格の下落を引き起すことは十分考えられます。その場合は、アイテムよりも、ギルをより多く持っておいた方が正解となります。


■コメント
個人的には、たとえ実質的な資産減らし (決まったわけではありません) だったとしても、それは致し方がないと思っていますし、理性的にも、感情的にも納得します。

使い道がない、増えすぎてしまったギル (億単位の資産を持つ人を沢山知っています) の扱いは、頭を悩ませたに違いありません。


新生では、世界はマップから、クラス・ジョブから、UI何から何まで変ります。FF14でなく、別の名前が付いていてもおかしくない程、新しい訳です。変っていないのは、登場するPC・NPCの名称や地名くらいかもしれません。

そんな風に思いを致すと、もしギル資産価値が目減りしようとも (くどいですが、決まったわけではありません) ギルは、現行プレイヤーへのささやかなアドバンテージ という風に受け取っています。それは丁度、グゥーブーがプレゼントされたように、です。

あまり野暮なことを語るのはやめにしたいと思っています。私達のこれまでの努力が否定される訳ではありません。


私は今度こそ ”手痛い失敗” をしないようにしたいと思っています(笑)。新生の情報が明らかになってくる中で見えてくるものもあるでしょう。今は焦らず、踊らされず、淡々と分析を行ない、普段の生活を維持しつつ、準備をしようと思っています。


追記 2012/09/17 21:30
吉田Pの説明 公式フォーラムより

「新生FFXIVの各種コンテンツ/モンスタードロップなどの報酬ギル量は現行FFXIVの1/10になります」 と明確に語りました。つまり、何も変らない訳です。

文章の中でも語られていますが、アイテムの価値も変り、アイテムの輩出確率も変化 します。モンクの仕様の変わり様を思えば容易に予想できることではありましたが、ギル資産の価値が些かも変らない(桁が1つ減る本来の意味のデノミ) のだったら、先行投資 (博打とも言います(笑)) をしない方が心穏やかに過ごせそうです。