耐性があると感じた魔道士です。こんにちは。

先日アバターに関するエントリで、「まるでFFの世界を飛んでいるよう」 というような感想を残しました (こちら )。どうやら FF14 を待望する方々にも、こういう感想を抱いた人は、少なくないようです。情報欠乏症から来る、幻覚かと思っていたら、どうやら違うようです (笑)。ほっ。

興行成績歴代一位になったとの報道がありました。3D作品で初めてヒットした作品で、将来が楽しみになるニュースです。初めての3D作品として 約160分という長時間ながら時間を忘れて楽しめましたが、その一方で、映画館を選び、視野の関係で座る位置を選ぶ 随分とわがままな映画だとも感じました。


そのような折、次のような記事が目に止まりました。
「アバター」で現実に絶望のファン続出、ネットで相談も (CNN1/12)
平凡な日常いや…アバター観賞後、米でうつ症状多数 (朝日1/27)

アバターを見た翌日、目覚めると世界が灰色に見えた。自分の人生すべてが意味を失ってしまったようだった。このままやっていく理由がいまだに見出せない。私が生きているのは死に行く世界だ
CNNより抜粋引用


このような症状が多発していると指摘する新聞記事の抜粋です。上記の文章は、17才学生の言葉として紹介されていましたが、随分と純粋で、目の前のものを疑いなく信じられるということに、羨ましささえ感じました。

映画は 仮想の現実 とはいえ、理想の世界 としてそのまま受け入れてしまった、ということなのでしょうね。言い換えれば、無防備にそのまま受け入れた ということであり、極めて 受動的 な態度です。

この現象は、仮想現実に生きるという意味では、MMORPGと とても似ているように感じます。


鬱病が多発しているとの事ですが、自分でも鑑賞した身としては、それは いささか信じがたい現象です。そこまで、無条件に映画の世界の事柄を受け入れ、身を預ける事は、わたしには出来ません。

その理由を考えてみたのですが、恐らくFF11 とは無関係ではないように感じました。

FF11 はあくまでも 一ゲームとして付き合ってきました (こちら ) から、ヴァナ・ディールで生活はしていたものの、あくまでもゲームを遊んでいるという意識がありました。とはいえ、まぁ、最初は流されて、FF漬けだったことは否定しませんが (笑)。

その様な訳で、色々な葛藤を経てきましたから、きっと 「仮想現実への耐性」 が鍛えられたのかなーと、感じるわけです。