ボールに最も近いエリアでは「背中で見る」ことで1人で2人を守ります。

例えば左ウイングのマネは相手の右CBにプレスをかけるとき、右SBへのパスコースを消しながらプレスをかけます。

自分の背中に相手を置くことでボールホルダーと背中に置いた選手の2人を守ることになります。

もちろん、回避する方法はあり、浮き球のパスや第三者の経由などでこのプレスを無力化できます。

しかし、プレスが速ければ頭ごしのパスは出せませんし、ボールホルダーに横や後ろを向かせることができます。

さらには経由する選手へのマークによって、回避方法を上回れます。


リバプールのハイプレスのもう一つのポイントは「中間ポジション」です。

これはボールから少し距離のあるエリアで使われます。

ボール保持時には間受けで使われる中間ポジションですが、非保持時にはハイプレスを実現するために有効です。

リバプールでは3人のMFと両SBが主に用いますが、ボールホルダーからのパスコースが2つある場合、その中間にポジションを取り、パスが移動している間に寄せるのがこの守り方です。

もちろん、ボールホルダーのプレーが限定されており、パスの距離がある程度あること、そして個人戦術と走力が一定以上あることが条件ですが、リバプールの選手たちはこれを実現しています。