皆さんご存知、誤嚥性肺炎。
知らない人も、要は吐いた胃酸や、または味があまり無いけど、舐めた瞬間に吐き出して、気管から肺に入り込む事で起こる肺炎です。
今までは歳を取ったワンちゃん猫ちゃんが食べるのを失敗して肺に入ってしまって起こるのが普通だと思っていたのですが、若い子でもかなり重症の肺炎を起こす物質があることを改めて知る機会がありました。
これがまた、簡単に口にしてしまう様な物ばかり。
例えばミネラルオイル。
ベビーオイルや化粧落としにも入っています。
そして危険度はトップクラス。
灯油やシンナー、アセトンも。
灯油ストーブはまだまだあるし、シンナーやアセトンはマジックを消すのにも使えます。
たまに最悪なのが、アロマオイル。
動物の精神安定に良い、とか、そんな事を言っている人もいますが、舐めただけで死ぬ可能性が高い物を使うべきではありません。
で、最もよく有って、簡単に肺炎を起こしてしまうのが、タバコの煙です。
人間にも副流煙がよろしく無いと言いますが、何とワンちゃん猫ちゃんには、最悪「死ぬ」リスクがある事を最近知りました。
特に猫ちゃんはグルーミングをしますが、これは体に付着した副流煙を直接舐めとってしまっている訳です。
肺炎を起こす訳では無いですが、タバコを吸う人がいる家庭では、猫ちゃんの肺がん、リンパ腫などの発生率が高まる事が判明しています。
最近、2件ほど猫ちゃんの誤嚥性肺炎が来院しているのですが、少なくとも1件は、普通のご飯で誤嚥しても起こらない程に、強い肺炎を起こしています。
でも、一か八か、犬の膵炎治療薬であるブレンダを使用してみた訳です。
人間には効かず、猫ちゃんにも、ワンちゃんと比べると効きが弱いと言われているブレンダですが、ブレンダを使い始めてから徐々に元気になっていく猫ちゃん。
少しご飯を食べられる様にまでなったので、一時様子を見る事にしました。
正直、誤嚥性肺炎(しかも猫)にまで効果が出るとは思いませんでしたが。
猫ちゃんがまだ若かったのがポイントではないでしょうか。
上記に挙げたオイル類は、一瞬で気持ち悪くさせて、嘔吐する上に液状なので、簡単に肺に入ってしまいます。
しかも一撃死レベル。
おそらくどこの家庭でも存在していておかしくないものだと思うので、よーく気を付ける様にしてあげて下さい。