ずっと健康で、8年は病院に連れてきたことが無かった、という猫ちゃんが来院しました。
しかし、2〜3日前くらいから腹部がパンパンになって来た、とのことで、エコー検査でお腹を確認すると、全部腹水。
更に一部中身を抜去すると、すべて膿でした。
これは子宮蓄膿症!と判断し、放っておいても死ぬし、手術では絶対に助かるわけでは無いことを説明して手術を行いました。
猫ちゃんでは陰部から膿が出てこないタイプの子宮蓄膿症は珍しいのですが、やはり結果は子宮蓄膿症。
術後は一時元気になり、シャーシャー怒っていたのが、ゴロゴロ言ってくれるくらいには元気になりました。
このまま元気になるかと思ったのですが、夜中の1:30頃、急に元気が無くなり、お亡くなりになってしまいました。
可能性としては本人の体力の限界、もしくはエンドトキシンショック(膿=ばい菌の死体です)という、ばい菌の中の毒が原因になった可能性があります。
(エンドトキシンショックは後から来ます)
エンドトキシンショックに対する治療もしていたんですが、お腹が破裂しそうなほどの状況では、実際になにが起こったかが不明になりがちです。
せめてあと1日早く来院してくれれば助かった可能性が高いです。
基本、避妊手術しなかったワンちゃん猫ちゃんの3頭に1頭が子宮蓄膿症になってしまいます。
去勢や避妊で無くなる子はまずいません。
将来のために予防しておきましょう。