一昨年、司会を務める番組に顔に怪我をしたまま出演した山口さんには驚いた。顔は人形の命と言うが顔はジャニーズの命でありアイドル史上初めての出来事である。この頃既に今回の事件を引き起こす伏線があったのかもしれない。今彼に必要なのは心身の休養なんだと思う。有能で免疫力が並外れて高い彼とは正反対で病気の問屋であった私から見れば走り続けるだけが人生でなく立ち止まる事も絶対必要。体と心の声を聴くべき時だ。覚醒剤やアルコール依存症の人の心には耐え難い痛みや寂しさや絶望感がある場合が多いそうだ。薬物依存更正施設ダルクの近藤代表がそのように記していた。山口さんを糾弾する厳しい声が溢れるが人間は弱っている時自分で自分を立て直す事が出来ない頼りない存在だ。ロシアのピョートル大帝は「私はロシアを治める事が出来ても自分の心を治める事が出来ない」と嘆き王陽明は「山中の賊を破るのはたやすいけれど心中の賊を破るのは難しい」と言った。私は薬物やアルコール依存症患者更正施設をダッシュ村のような所に建設して欲しいと思う。例えば滋賀県にある「茗荷村」は障害のある人と無い人が共に暮らす共同体として35年前に開村したが今では東北など他の地域にも茗荷村が建設されているようだ。全国各地に存在する荒れた山や限界集落をこのように有効活用すべきだと思う。3月25日の朝日新聞「声」欄にも60台後半女性の投書が載った。「まだ力のある高齢者が終の生活の場である姥捨て村を創るのだ。廃村になりつつある村の空き家を住まいとし耕作放棄地となった田畑を耕し少し若い者が年上の者を介護しつつ死を迎える。そこに子供や孫が訪ねて来て歓談する」この投書を読んでパッと思い出したのがウイークリーマンションの生みの親で不動産会社ツカサグループ代表だった川又幸彦氏だ。ウイークリーマンションが大ヒットしたが1991年にバブル崩壊。高騰し続けた土地や建物は急落。リーマンショックにも翻弄され3000億円の資産はいつの間にか1000億円の負債に化けていた。ご自身の脳梗塞も重なったが戦後失われてしまった本当に豊かな生活を再現すべく福島県内、陣馬湖を含めた80万坪の土地に「昭和30年代村」の建設を進めていた。しかし2011年の東日本大震災が全てを壊してしまった。現在70歳近い川又氏は月13万円の年金暮らしと報道された。けれど「昭和30年代村」はどうにか開村して欲しいと願っている。川又氏の著書に載った青写真であるイラストは江戸時代の町並みのようだった。覚醒剤やアルコールに依存する芸能人も華やかに見えて心はボロボロかもしれない。そんな疲れきった心を癒すダッシュ村や昭和30年代村は今、日本に一番必要なのかもしれない。
🌍幕末の江戸の街がわかるアメリカ人画家フレデリック、ブルームの油彩画です。

