2017年11月にアメリカ・ジョージア州に引っ越してきました。

夫と4歳の娘と3人で、初めての海外生活を楽しんでいます。

 

先月からボランティアをしています。毎週水曜、1時間、教会の子どもたちのクワイア(聖歌隊)のクラスにて。

 

大人のクワイアで知り合った方が先生をしておられて、「私のクラスのアシスタントになってくれない?」と声をかけられたのがきっかけでした。

 

以前からアメリカにいる間に何かボランティア活動をしてみたいと思っていたこと、いつもお世話になっている教会であること、それに、実は前々からこのクラスに娘を参加させたいと思っていて、娘と私を同じクラスにアサインしてくれるというので、それならとお受けしました。

 

というわけで4歳児のクラスです。

 

昨夜5回目が終わりましたが、なかなかチャレンジング。初回などは、先日のフランス語のクラスではありませんが、えらいところに来てしまったと思いました。

 

いろいろ理由はあります。

 

・子どもたちの英語がとても分かりにくい。まだ話し方が明瞭ではない上に、内容も時々謎のため。

 

・子どもたちを送ってくる・迎えにくるお父さん・お母さんと、テンポ良く、明るく、適当な会話をしなければいけない。テンション高く、表情豊かにしないと、こちらの雰囲気には合いません。

 

・子どもたちが20人もいて、名前が覚えられない。まだ区別のついていない子たちが何人かいます。

 

・初めて聴く歌ばかりで、メロディと歌詞、振り付けを覚えるのが大変。まだ覚えられていないので、前で歌っている先生にばかり注目してしまい、アシスタントの本分を忘れてしまいます。

 

・子どもたちに言うちょっとした言葉(例えば、会ったときにかける「Hi!」に続く言葉や、「上手にできたね」、「じっとしなさい」、「静かにしなさい」、「話を聞こうね」、「もうちょっと広がって」といったクラス中の言葉)の「自然な」言い回しが分からない。

 

など…。

 

幼稚園の先生か歌のお姉さん(の真似事)のような役割。ただでさえ子どもの相手が得意ではない私には、英語でこれらのことをこなすのは至難の業。本当に余裕がなく、でもどうにか初回を終えたとき、同じクラスでアシスタントをしている高校生の女の子に「よくやったと思うよ!」と労いの言葉をかけられました。

 

今でも行く前はちょっとした覚悟が必要だし、夕方のクラスなので帰宅後はバタバタします。

 

でも。

 

ひとつき経って、ようやく楽しむゆとりが出てきました。

 

20人の子どもたち、まだまだみんな幼くて素直でかわいい(たとえ言葉がわからなくても)。

 

新しい出会いがあり、地元の人たちとのつながりもできます。

 

そして、英語の勉強にもなります。

 

とはいえ、子どもの相手が苦手な私がこのようなボランティアをしているとは今だに信じられず、気恥ずかしくすらなります。

 

奈良の両親に話したら驚くだろうな。