2017年11月にアメリカ・ジョージア州に引っ越してきました。
夫と3歳の娘と3人で、初めての海外生活を楽しんでいます。
Spring Break。4月1日。ニューオリンズ3日目。
ニューオリンズ Ⅲ-1の続き。
市民公園から、赤色の路面電車(キャナル・ストリート線)に乗ってフレンチクォーター方面(南東方向)に向かう。このキャナル・ストリート線、逆(北西方向)に向かうときの行き先は2つあり、ひとつは「City Park/Museum行き」、もうひとつは「Cemeteries(墓場)行き(!)」。最後の方で双方に分かれる。
フレンチクォーターまでの車内は娘に席を譲ってくれる人がいたり、ワシントン州から旅行で来ているというご家族とお話ししたり、とても和やかな時間となった。子ども同士はすぐに打ち解ける。ばいばい、またね。
さて、今夜はプリザベーションホールに行く。3歳の娘が一緒なので、「夜」に「コンサート」を聴きに行くなんて初めから諦めていたが、ここは年齢制限なしということを知った。それならぜひジャズの本場でライブを聴いてみたい。予約席はすぐに売切れてしまうらしく、調べてみたがやはり完売。でも各回(5時、6時、8時、9時)当日席があって、予約席の半額ほどで買えるとのこと。ただ、並ばないといけない。
というわけで、8時からの演奏のため7時前にホールの前についた。既に10人くらいは並んでいたが、これなら大丈夫だろう。夫には娘と一緒にホテルに残ってもらっている。開始時間の直前に来てね、ということになっていた。
が、7時半頃になってホールの人が並んでいる列に何か言いながら歩いている。
「cash only cash only cash only Cash Only」
ええええーーーーっっ!!
その情報、見逃してました。そもそも(夫は呆れていたが)私はこの旅行に現金を$3しか持たずに来た。だって、どこでもカード使えるし。
どうしよう。どうしよう。夫は現金持ってるかな。でも、今すぐ売り出したりしたらどうしよう。
夫に電話する。つながらない。電話する。つながらない。
メールしてみる。「$60ある?」
ハラハラハラハラ。
返信来ました。「現金で$60あるよ」
「ほんとーーー???今すぐ来て!!!」
申し訳ないことをしました。3歳児連れであの人と車の多い通りを急いで来させてしまって。
本当にごめんなさい。
結局、チケットは8時ちょうどにならないと販売されなかった。そうか、それをホールの人にまず聞けばよかったんだ。そうしたら夫に現金があるかないかだけ確認して、落ち着いて待ってられたのに。夫も急いでくることなかったのに。娘も待たされることなかったのに。
※娘は無料でした。
ホールに入ると、ぎりぎりのところで座ることができて、私の後ろの人はもう立ち見になっていた。それは本当に良かったのだけれど、それからしばらく演奏は始まらず、娘が来てから30分以上待たせることになってしまい、始まる前から不穏な雰囲気。今日はお昼寝不十分、夕食は嫌だと言ってほとんど食べず、ぐずる要素が揃っている。
8時15分頃、いよいよ演奏開始。
が!5分後には既に声を上げて泣きそうになっていた。きっと、大きな音も怖かったのだろう。
ところで、どうしよう。
バッグをごそごそ。娘の好きなお菓子を取り出す。
はい。ここ、飲食禁止です。でも、そんなことは言ってられないこの状況。とにかく、大泣きして大暴れするのだけは絶対に避けなければ!!外に出ようかとも思ったが、振り返るとホールの中はぎゅうぎゅうで、人が歩けるスペースなどない。それにみんな音楽に集中していて、それを遮るなんてものすごく邪魔になる。
クラッカー、クッキー、チョコレート、次々投入。大好きなはずのビスコを出したときに「いやだ!」と言われた時は生きた心地がしなかった。それでも、どうにかこうにか、逃げ切りました。9時まで。はああああ。安堵と疲労。
こんな状況でも…、ちゃんと素晴らしい演奏は楽しみました。
カッコよかった。何かもう、演奏者の身体にジャズのリズムがしみついているみたいだった。ウィーンフィルがウィンナーワルツを演奏するようなものか。演奏者がそれぞれにいい味を出していて、人の良さがにじみ出ていて、何か不器用そうで、正統派で、それがそのまま音に表れているような、そんな演奏だった。
もっと集中して聴けたら良かったけど、この旅のハイライトとなる時間を過ごせた。


