考えてみるに
店長次第で
こんなにモチベーションが変わるなら
今後の選択のひとつとして
店長が誰になるかで
辞めるか辞めないかを
決めようか
もし、今やる気満々で手を挙げている
田中さんだった場合
うーん…。
どんな人かわからないにせよ
30代の若ぞーに指示されるのは
なんかちょっと嫌だぞ…。
それはまぁ
転職したって同じことだけどさ。
他の地域からやってくる田中さんは
この街のことを何も知らないし
顧客、常連のお客さまの
これまでの経緯も知らないんだし。
あー
とたんに心がモヤモヤとしてくるよ。
じゃあ、私の信頼する店長だったら？
これまで苦楽を共にしてきたのだから
軌道に乗るまでは
多少の犠牲を払っても
助けてあげたいという気持ちになる
なるほど。
私は（誰かの為になる）事が
モチベーションの1つということか。
ただそれは（見知らぬ誰か）ではなく
私がこの人と決めた人に発動する想い。
そして
この店の匂いを残したいという愛着。
うん。そうか。
私はここにあるこの店が好きなんだ。
この雰囲気、この匂い、この歴史を
守ってくれる店長がいいんだな。
何もかも新しく作り変えられるなら
その姿を見たくない。
興味もない。
むしろこのまま記憶に閉じ込めてしまいたい。
今のこの店に
誰が転勤してきても受け入れられるのに
新しい店舗の店長には
かなりこだわるのは
この店のDNAを残せるか残せないか
ということだ。
うん。そうだ。
店長次第で決めよう。
そう思ったら
ずいぶんと楽になった。
