おおづち村の住民、二枚田昇さん。(私たちはみんなのぼさんと呼んでいます!)1953年8月1日ここおおづち村で生まれました。

1976年に仕事のため、おおづち村を離れました。日本には約800の過疎地域が存在し、次々と廃村になっている今、”自分の生まれ故郷を廃村にはしたくない”、とのぼさんは2014年、再びおおづち村へと帰ってきました。村の景観を守るため棚田、畑作業に加え、炭焼きをしています。2013年7月、NICE国際ワークキャンプセンターの国際ワークキャンプ開催地として第一回目のキャンプを開催しました。6人の若者が世界のあちらこちらからこの村へやってきたのです。この一回目のキャンプの感想は”楽しかった”だそうです。キャンプが終わった後の静けさに寂しさを感じ、そしてもう一回、二回・・・と続けていくうちに2018年までで、24か国、数百人以上のボランティアが訪れるようになりました。

様々な国、地域からやってきた仲間を受け入れるのぼさんの人柄に引き寄せられ、キャンプの後も何度もおおづち村へ訪れるリピーターがたくさんいます。ボランティア達のほとんどは農業の知識や技術もないけれど、のぼさんが一人で数日かかる作業もたくさんのボランティアが集まると数十分で終わらすことができ、とても手助けになっています。また、これだけの人がおおづち村に集まってくれることがのぼさんへパワーを与えています。