大好きな作曲家です。
いきなりですがこちらのMVを見ていただけますか。
<a href=https://www.youtube.com/watch?v=KePAiUzUI7k>
このMVは2000年にリリースされた元SPEEDのhiroのシングル曲です。僕自身当時は小学校二年生でしたが、この曲はロンドンブーツ1号2号と同じく元SPEEDの上原多香子が共演していたドラマ、「新宿房総救急隊」のテーマソングであり、当時見ていたのでこの曲も印象が強いです。
そして次にこのMVを見ていただきたいです。
<a href=https://www.youtube.com/watch?v=vFLVY5kftqU>
この曲は3人組のダンスユニットw-inds.のデビューシングルです。一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。メインボーカルの橘慶太のユニセックスで突き抜けるようなハイトーンが印象的ですよね。僕は大好きでこの曲は小学校から聞いています。w-inds.は今では雰囲気がかなり変わっていますよね。みんな大人になりました。
さて2つのMVを見ていただいたのは他でもなく、勿論この二つの曲には共通点があるということなのです。それは…
作曲者が同じということなのですね。
この二つの曲を作ったのは「葉山拓亮」さんという人です。
ざっと彼の経歴を掲示しておきましょう。
「葉山 拓亮(はやま ひろあき、1974年6月22日 - )は、熊本県出身のミュージシャン、音楽プロデューサー、ソングライター。愛称は「葉山っち」。元D-LOOPのキーボーディスト、現Tourbillonのキーボーディスト。作詞と作曲・編曲担当である。他に、知念里奈やhiro、今井絵理子、安室奈美恵、EARTH、八反安未果、河村隆一、w-inds.、関ジャニ∞などに楽曲提供している。2005年、LUNA SEAのRYUICHI、INORANと共にTourbillonを結成し、7月2日の日本武道館公演より活動を開始した。幼少の頃よりピアノとバイオリンを習っていた。そのクラシックの経験を活かして、オーケストラ編成や室内楽編成のコンサートプロデュースも手がける」(wikipedia参照)
お気づきかもしれませんが、僕はLUNA SEAが好きなため、彼の「名前」と出会ったのは、そうですね、1年半くらい前ですね。LUNA SEAのフロントマンである河村隆一のソロを聴いていて、共同で作曲をしていたりアレンジングをしているのが「葉山拓亮」さんであることを知りました。
しかしある時、河村隆一のある曲を聴いていて、なんか不思議な気分に襲われたんですよね。
なんというか、「既視感」とでもいいましょうか
その時聴いていたのは、河村隆一「Brilliant Stars」(編曲は葉山さん)という曲です。
勿論その曲は、その当時はまだ浅くしか聞いていませんでした。しかし、
「このアレンジング…このサックスパートの感じ…きらめくようなサウンド」
その瞬間、僕の脳裏をよぎったのは、あの3人組のダンスユニットです。
あの、無垢な歌声に、底抜けなポップさ、それであって、日本人の琴線を一発で震わせる音の構成…
「w-inds.だ…!」
邂逅です。10年の時を経て、音楽が巡ってきました
僕小学校3年くらいから姉の影響でw-inds.を聴いていたんですけど、勿論当時はそんな作曲者が誰だとか気にして聴いてはいなかったんですよ。
僕が「葉山拓亮」という人の名前に出会ったのは2013年でした。
でも、彼の音をいいなと思って聴いていたのは2001年、上で挙げたhiroの「treasure」という曲までさかのぼると、2000年には出会っていたのですね。
彼の「音」は2000年から僕の体に刷り込まれていたのです。
それからというものの、僕は彼の音楽に魅せられるばかり。w-inds.を聞き直して、そのほかの彼が作曲・編曲した曲をたくさん聴きました。今日はいくつか葉山拓亮さん作品の秀逸なものを紹介しましょう。
「Endless Moment」w-inds.
<a href=https://www.youtube.com/watch?v=xqXPLkqNh5E>
この曲は1stアルバム内の曲ですが完成度が高く、初期のw-inds.が好きな方はよく上げる曲ですね。終始リフレインとしてループするねじれるようなサウンド。オフビートで繰り返されるキック音も心地よいです。
葉山サウンドの特徴として、2番サビが終わった後の間奏では調べが換るんですよね。そして聴かせるところで、メロディに沿ってキラキラした裏メロを絡ませる。このようなアレンジングがただのJ-POPで終わらせない要素になっているんですね。
とにかく「リフレイン」ですね。まさに“Endless”!!!
「Eternal Message」観月ありさ
すみません、動画が見つからなかったので、何とか文章で伝えます…!
実は葉山さんは、キーボディストでありながらギターアレンジも秀逸なんですよね。
イントロのファンキーなカッティングはこれまた葉山サウンドの醍醐味なんです。
一方でキーボードのリズムの刻み方も心地よい。タイプとしてはEndless Momentに似てるイメージがありますが、観月ありさの声によってまた新しいハーモニーを聴かせてくれます。
「Just Place of Love」D-LOOP
<a href=https://www.youtube.com/watch?v=XncmtCh9xBY>
D-LOOPを忘れてはいけませんね、葉山さんが正規にキーボーディストとして加入していたユニットです。勿論リアルタイムでは知りません、デビューが1997年ですもんね。
この動画はシングルバージョンですが僕は普段アルバムバージョンしか聞いていないので、今この瞬間シングルのアレンジのかっこよさに痺れています…!
基本は4ビートでテンポも遅めなのですが、ボーカルのMINAMIさんの声の輪郭がくっきり浮かび上がってきて、そのうえメロディアスなので何度聞いても飽きません。
葉山さんとMINAMIさん、最強のタッグですよ。
しかし、MINAMIさんは2010年この世を絶たれました。今の時代に生きるD-LOOP、聴いてみたかったな。
葉山さんは安室ちゃんとか関ジャニも一部曲を手掛けているようです。僕はまだそこに手をを出していないのですがこれから音源集めに励みたいと思います。
私たちが普段から聞いているJ-POPミュージックを、とりあえずそのアーティストが好きだからという人、勿論このような人が大多数であるとは思います。でも、その曲がいいな!って思う理由は、確かにそのアーティストの発信する何かが大部分を占めているのだとは思うのだけれど、作曲者に注目してみると、また違った音楽の楽しみ方ができると思いますよ!
一方で、J-POPなんて聴いてられっか!とロキノンや洋楽に走ってしまう人。
もったいないと思いますよ。もちろん、日本で活躍する多くのアーティストは海外からの影響があってこそなのですが、「日本で売れてる音楽がなぜ多くの人から受け入れられるのか」を探ったりするとテレビに出てるアーティストも捨てたもんじゃないと思うはずです。
少なくとも、葉山拓亮さんは僕にそれを教えてくれました。