貢献の落とし穴 #016 | 頑張り過ぎない食育発見記/アレっ子ママの食育サポーター 加藤美佳

頑張り過ぎない食育発見記/アレっ子ママの食育サポーター 加藤美佳

食物アレルギーを持つ小学生ママは丁寧な食育のスペシャリスト!!
だと尊敬している、実は料理嫌いなずぼら管理栄養士加藤美佳が、頑張り過ぎない食育をテーマに発信しています。

私は「食物アレっ子ママは丁寧な食育を

している」と本気で尊敬しています。
でもだからこそ、楽しい食育を応援したい!

そんな思いを胸に、

料理嫌いなずぼら管理栄養士加藤美佳が、頑張り過ぎない食育について発信しています。


貢献を辞書で調べると、

「ある物事や社会のために役立つように尽力すること」

と出てきます。

 

私は家庭内での食育は貢献に近いと感じる時がありますが、皆さんはどう思いますか?

 


 

例えば、

家族が好きなご飯を作ろう!

 

とか、

 

子供が大きくなった時に料理が出来なくて

困らない様に教えておこう。

 

とか、

 

パートナーが健康でいられる様に

食事のバランスが良いものにしよう。

 

とか

 

全て、家族が困らない為に考えている事

ですが、家族への貢献とも

言えますよね。

 

貢献って凄いですよね!

 

でも、ここで大事なのは、貢献する事で、

その人に対する自分の期待度を上過ぎちゃいけないという事です。

 


 

実は私は結婚当初、その可笑しな貢献意欲によって、離婚しようかと思った時があります。

 

私は結婚するまで実家にいたので、家であまり食事を作った事がありませんでした。

 

母は栄養士だったこともあって(家族にしかその資格を生かさない専業主婦でしたが😆)毎日毎食食事を作ってくれました。

 

特に父は母の手料理が好きで、家族で外食

する事もあまり有りませんでした。

 

そんな食の箱入り娘の私は、まれにレシピを 片手に作った物を家族に振る舞う位でしたから、毎日毎食食事を作るといった経験は結婚するまで有りませんでした。

 

最初の会社は給食受託業だったので、もちろん現場で調理をする事はありましたが、大量調理の為、献立の一部を担当する位です。

 

そんな私は、結婚して毎食食事を用意するようになった最初の1ヵ月、すごくがんばりました。

 

定番料理以外の料理も飽きないで食べて

くれたらいいな、喜んで食べてくれたら

いいなぁと思って、たくさんレシピを

調べて一生懸命作りました。

 

最初は見たことのない料理に喜んでいた主人でしたがだんだんと、「普通でいいよ」と言うようになりました。  

その内に私は心のなかで、

 

普通でいいって、何?

 

おいしくないの?

 

と思うようになって、

だんだん食事を作るのが苦になってきました。

 

そして3ヶ月後、

 

「私はもう食事を一生懸命作るのは無理‼️」と主人に言いました。

 

すると主人から一言、

「一生懸命作って欲しいと思ってないよ、だから普通でいいんだよ)と言われました。 

 

皆さん、これってどういう事かわかりますか? 


 

私が苦だと思っていた事は、いわゆる

思い込みだったのです。

 

良く考えてみると、私は勝手に、

パートナーが飽きないように

常に変わった料理を作った方が良い!

と思いこんでいたのです。


大好きな人に対して自分が良かれと思ってしている。

それだけで有ればある意味普通の貢献ですよね。

 

でも、私は珍しい料理を作って、段々と

相手に「美味しい」って言って貰いたくなっちゃったのです。

 

でもこれは、間違った貢献なんですよね。

 

貢献は「相手には期待しない」 

これが私が体験的に学んだ非常に大事な事です。


さて、皆さんも間違った貢献をしてるなぁ

って思っている事、

若しくは間違った貢献をしていたという経験は無いですか?

 

是非コメント欄でシェアしてみて下さいね😊