お見合い

女性の場合は、再婚自体珍しいものではなく、

再婚口も多くあります。

女性の数が多かったというのもある。

 

武士の社会では、非常に離縁が多いですね。

理由として子が出来ないというのも有るが、

家風に合わずというのが多い。

早めの離縁がお勧めであったのかも、

そして、離縁された女性も再婚率が高いのです。

再婚、再再婚も珍しくありません。

 

町人の場合は、もっとはっきりしていて中期までは女性の数が

圧倒的に少なかった事もあるが、特に、人気のある女性は

結婚の前に条件を付けたそうです。

三行半を事前に貰い、不満があればいつでも

別れる様にして結婚した。

引く手数多ですから。

亭主は逃げられないように、必死に稼いで楽にさせないと危ない。

 

それに対して、特に長屋の男の場合、

は逃げられた男というレッテルが強く、

再婚の道は厳しい。

財や名が有るようでないと大変だったようです。


それを女は知ってるだけに強圧的であり、

亭主子供が出かけると、物売りの行商を捉まえて

肴を作らせ、朝から酒を飲んで四方山話をするのも

当たり前としていたようです。

 

武士の婚礼

武士は違いますね。

跡取りを作らないといけないので、

他家で離縁になったとか

或いは行きそびれた方とかを娶って

何とか家の存続を図ります。

こちらは、男女共に再婚はよくあるケースです。

 

江戸時代は、従兄弟との結婚が非常に多いのです。

それは、お互いに好く相手を知っていることと

閥を強くすると同時に、

懐具合も判っていたからではないのでしょうか?

文化 天保 江戸時代 由緒書・親類書 古文書 写本 3点 弘前藩士 ...

映画になった「武士の家計簿」の例でも、昇進して

家計が豊かになってくると、何故か、

借金の申し込みが増えてますね。

口コミで伝わるからでしょう。

同時に親類書に書き加えたいという申し出も増える。

これは、上部機関に提出する書類の事で、例えば、

お見合いの時にも使われ、相手先に親戚には

自分の親戚には偉くなった人が居るよと訴えられて

有利な立場にもなる。

現代でも、釣書という形で残ってる。

釣書」って何?縁談に欠かせない書き方とマナーを学ぼう!