区間配置について

シードを狙う学校は9,10区を厚くし、優勝を狙う学校は

7,8区を厚くします。

2012も大八木監督は7区を重点に考えて、上野君を配置するで

あろうと考え、負けないように設楽君を配置でき、

しかも勝てたことが大きかった。

復路を厚くという大八木理論です。



全日本の敗戦が箱根を勝てた要因です。

柏原の追い込みです。

「優勝できないなら、2位も最下位も同じです。

行かせてください」と言ってきたので、任せました。

追いつけずに負けましたけど、窪田君を1分以上詰めて、

絶対諦めない姿勢をチームに見せた。あれが大きかった。


柏原君について

3年の時は不調でした。これは、体と心のバランスが悪くなっていて、

やはり、1年の頃から活躍してきた疲れがあったのでしょう。

そのころ、野球部の監督から助言をもらいました。

「4年間のうち1回はスランプになる。

1年から活躍していると3年になると危ない。
その時無理させると4年になると、もっとダメになる」

成程と思いまして、3年の時は休ませたほうがよいと思いました。

4年になって、走りを変えたのがよかった。

中学の時に野球で肩を痛めた関係で、走るとき肩が出てしまい、

バランスが悪くなってしまう。

それを直して、柔らかく走れるようになり、全日本の時は

良くなっていました。


或る時、始球式に招かれて、その時、大暴投をしてしまい、

もう絶対始球式には行かないと言ってました。

箱根で早稲田に負けて責任を感じてた。

主将になって彼に言ったことは「闘将になれ」ということでした。

彼は不器用なので、言ったりしてもそれが空回りしてしまうことが多く、

そうではなく、闘志あふれる走りをしろと」それが彼の持ち味ですから。



今後は、ハーフで練習してマラソンへ向かうそうですが、

マラソンのスタミナがどこまであるかが問題になってくるでしょう。


リクルートについて

今、競争は激烈です。

勢いのあるのは、明治・青学です。

チャンスがあると思っているのでしょう

勧誘についても、中傷されることがあります。

あそこは、学校まで往復3時間かかるとか、練習が5時からだから

大変だと、云われます。

そこでぐらつくような生徒は追いません。

やはり、5時練習ですから、4時台に起きてきます。

練習して、満員電車に乗って学校行って、そういう積み重ねが

却って必要だと思います。


1年生、特に、東北や北信越の生徒は夏のムシムシした

暑さが応えます。

満員電車に乗った経験も有りません。

ですから、練習の設定タイムも上がりません。

とりあえず、生活のリズムを作ってあげることが大切です。


新入生が入っても、強豪校でもまれた生徒ならともかく、

公立でコツコツ練習を積んできた生徒はいきなり、

上級生とは一緒に走れません。最初はジョグからです。


他校では月に千キロ走破と云いますが、それは、

4年間は、ちょっときついのではないかと思います。


理想なのが、昨年1区を走って流れを作ってくれた宇野君です。

1年1年毎に体が強くなって長い距離を走れるようになった。

スタミナが付きやすい選手と、付きにくい選手がいるんです。

「一人一役。どんな学生にも役割がある。

箱根は組織力の戦いです。もう、選手が走ればいいという

時代の箱根じゃない。



今の学生は、大事に育てられているので自己愛が強い。
だから、叱るというより励ますことが多い。


非常に大八木監督の言っている事と重なることが多いですね。
例えば、強くなると入部が減って來るとか、生徒の気質とか。