鍬形蕙斎画の「江戸一目図屏風」に似てます。
津山藩のお抱え絵師ですが、1809年に描いた江戸の景観で、江戸を東から西へと
鳥瞰した絵。
日本橋川が流れていて、日本橋や江戸橋が見えます。
日本橋川と交差する川は、紅葉川。
江戸橋の左にある橋は、荒布橋です。この辺は、米河岸或いは塩河岸と呼ばれ、
倉庫が水路に沿って軒を並べています。
反対にある橋は、海賊橋。名の由来は、近くに海賊で有名であった船奉行の向井将監の屋敷が
在ったので、その名がついたといいます。「江戸砂子」より。
元々は、石造りだったので、石橋と呼んだ。
江戸橋の対岸には、大名屋敷が有り,丹後田辺藩、牧野家などが並んでいる。
このはずれの所から、有名な「鎧の渡し」がある。
明治5年に橋が出来るまで続き、浮世絵などに多く書かれた有名なところです。
遠く見える隅田川、永代橋、その右に佃島、西本願寺などが有り、一望のもとに見ることが出来る。
江戸人は、色々なものを信じていました。
鎧の渡しの真ん中辺の水は、子供の疱瘡に効くとか、
日本橋の擬宝珠に願いをかけると、子供の百日咳に効くとか、
頭痛に悩む人は、京橋の北側の欄干中央にある擬宝珠を荒縄でくくると効くとか、
様々なものに縋り、頼って生きていました。

