先日、テレビで「奇跡の映像よみがえる百年前の写真」のシリーズを見ていました。
50分番組で10回にわたって放映されました。
20世紀初頭(1908年)、フランスの富豪・アルベール・カーンが壮大なプロジェクト「地球映像資料館」を企画し、私財を投じて世界中にカメラマンを派遣し、人々の生活を記録に残そうというものでした。
一番のポイントは、カラー写真であったということです。その為に、ついそこで写真を撮ってきたような感じで写真を
読み取れることが出来ることです。
2万枚以上のネガ、100M以上のフィルム。後世に残る貴重な映像です。
特に、中国を初めとして世界の田舎の記録に残る写真が多いことに注目です。
又、世界最初の戦場カメラマンを派遣して、第一次世界大戦の悲惨な映像も残し記録されています。
カーンは、もともと日本に強い興味を持っていて、1898年にはパリの自宅に日本庭園を造るくらい、日本に強い興味を持っていました。
日本にも、再三来日し友好を深め、世界に日本を紹介することに大きく貢献しました。
放映された10回の放送の内、最後の10番目の放送に日本のモノが多く紹介されています。
大隈重信や高橋是清といった当時の上流社会も多く紹介されてますが、このプロジェクトの意味は、一般庶民の映像を残すことに重点を置かれていることに評価を与えられます。
時は、明治中期の頃の東京をはじめとしての、農村・漁村、色々な映像が収められています。
電線が町に張られて、公共機関の乗物が市中を走り回り、人々の生活振りが遺憾なく映像に残り、初めての
カラーー写真が、子供たちの生き生きとした表情を現わして、ちょっぴり恥らいながらの、今の日本にはない
映像が印象的です。
そして、様々なお祭りや行事も勿論映し出されています。
やはり、映像は強力な媒体であることを雄弁に証拠として残してくれました。
このように、向こうの方は私財を投じて世間に還元するという事を自然にやられますね。
例えば、今のアメリカでもスポーツで成功を収めた方は、財団を作り青少年育成の為に私財を投じるのが、
当たり前に捉えれており世間もそれが当然とみています。
それに対してと思いますが、まだまだ、日本にはそのような風潮が未だ薄いのかなと感じぜざるを得ません。
「還元」という事が、まだ一般的ではないのかなと。