監査法人就活Q&A~その1~ | 会計士GTRのブログ

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こんにちは。






今日は久々にまた監査法人就活情報について書きます。


個別の法人の話ではなく全般的な内容です。





監査法人の就職活動について全般的な話 は以前も書きました。


今日は監査法人への就職を目指すにあたって、よくある疑問に私なりに答えたいと思います。


全て私が個人的に感じた事で、人事の方に確認したわけではありません。






主に私が就活前に疑問に思った事や、2012目標の友人から聞かれた事についてです。


量が多いので今日から何回かに分けて書きます。












■年齢フィルターのようなものは存在するのか?


フィルターは無いと思います。

年齢が選考に与える影響は、「あるかもしれないが、あっても内定を出す際の決め手になるようなものではない」という感じです。



実際28とか29で内定獲得している人もたくさんいます。
トーマツを受けたとき、私のグループディスカッションのメンバーは5人で、23の私が一番年齢が低く、他の方は26~28だったんですが、私含めて3人は内定出ました。そして3人のうち2人が三大全てから内定出ていました。

他の2人とはその後連絡をとっていないのでどうなったかわかりませんが。



学生受験生は学生時代の経験は勉強中心になりがちだと思いますが、年が上の方は前職の話や趣味の話等、人生経験というか、面接で話すネタが多いので、そういう意味では年の差をカバーできるアドバンテージがあるような気がします。



ちなみに先日就職予定先法人の内定者の集い(法人が企画したものではなく自分たちで企画したもの)があったのですが、内定者は多い順に大学四年生、23~25ぐらいの方(学生、院生、既卒etc)と大学三年生、そして26~29ぐらいの方という感じです。あくまでイメージですが。

30以上の方には就活中も内定者の集いでも会った事はないです。



やはり学生の方が多いのですがそもそも合格者自体学生の方が多いので、内定者の年齢別割合と合格者の年齢別割合に大きな差は無いという印象です。







■同じ年齢(23~24)なら既卒より新卒の方が有利か?


これも私の印象は「既卒でも新卒でもそこまで大きな差は無い」という感じです。


今大学四年で来年監査法人に就職を目指す方で、大学に籍を残すか迷っている人もいると思いますが、監査法人に限って言えばその必要は無いのかなと思います。






■学歴フィルターはある?


フィルターはないと思います。

書類審査通過している方も経歴は様々ですし。


ただ内定者は高学歴の人は多いですね。

大学別にみると早慶やMARCHの割合が多い気がします。


学歴が選考に影響するかと聞かれれば、やはりある程度は影響するんじゃないかなと思います。

ただ選考の決め手になるものではないと思います。

実際高卒でも内定もらってる人もいますし、あまりナーバスになりすぎなくていいんじゃないでしょうか。







■年齢が上だと前職ないと厳しいか


正直ちょっとわかりません。


内定者の方でも25ぐらいの方までは大学卒業後受験専念してた人も多いような気がします。

26以上の方は前職ありが多い気がしますが、正社員経験ない方もいます。

内定者の方は前職無くても海外に行っていたり、何か夢に向かって努力していた方等が多い気がしますね。







■TOEIC等の資格は有利になるか?


監査法人のESにはTOEICの点数を書く欄が最初から設けてあるところは多いですし、どの監査法人でも「グローバル」というキーワードはよく聞くので、監査法人でも英語は重要になっているようです。



私も最初ビビリましたが、リクルーターの方に質問するとどの法人でも「国際部門でも最初から英語が出来る人は少ないから、入ってから頑張れば大丈夫」という事を聞きますね。本音か建前かはわかりませんが。



やはり点が高ければある程度プラスに働くような気はします。確証はありませんが。

しかし逆にTOEICとか受けていないと不利になるかと聞かれれば、特にそんな事は無いと思います。



私は志望部門は国際監査部門を志望していましたが、ESのTOEIC欄は白紙で出しても内定もらえました。

基本的にはやはり面接重視なので、TOEICの成績で面接の成績が覆される事は少ないと思います。
あくまでプラスαですね。



ただし、あらたや優成等は面接で英語で話す機会がある等、かなり英語重視な印象を受けるので、これらの法人についてはTOEICの成績が重視されるかもしれません。



また他の法人でもTOEICについて自分から面接で話す事でアピールは可能だと思います。

例えばESにTOEICの高い点数を記載し、自己PRにも「英語が得意」と書けば、面接で確実に聞かれるでしょう。


「それでは自己紹介を英語でお願いします」と言われた方はけっこういます。
面接で実際に英語力をアピール出来ればけっこうプラスになるのでは無いでしょうか?


逆に実力が無いのに必要以上にアピールすると面接で英語で話すよう求められて失敗する事もあるので注意です。



一方国際を希望しているにも関わらず英語力ゼロの私は面接で英語力について聞かれた時は


「現時点では英語が得意というわけではありません。自分の将来についてきちんと考えるようになってから今までは会計士試験で手一杯で他の事を勉強をする余裕がありませんでした。しかしこれからは会計士試験に注いできた力を英語の勉強にも回していきたいと考えています。」


というように英語力が無い事を熱意でカバーするようにしました。効果があったかはわかりませんが実際それでも内定は出ています。



要するに英語力があっても無くても面接できちんとアピール出来れば問題無いという事です。


もし今会計士試験の勉強をしながらTOEICにも手を出そうかと考えているなら、やめた方が良いと思います。
まず会計士試験に全力で受かりましょう。







■新聞読んだ方がいいか?


最近良く「就活にするなら日経読め」みたいなCM見ます。
私も監査法人の就活をやる上で少し不安でした。


しかし特に新聞を読む必要は無いでしょう。
面接ではそこまで時事についての質問はされません。


今年の面接では消費税増税、法人税減税について自分の考えを聞かれたという話を聞きましたが、テレビのニュースを見とけば大丈夫なレベルでしょう。



ただし、監査法人に直接関わるニュースは面接でも聞かれる可能性は高いのできちんとチェックしといた方が良いでしょう。


今年はオリンパスや大王製紙の問題があったので特に良く聞かれました。


来年同じようなニュースがあるかわかりませんが(無い事を祈ります)、監査法人がニュースになった場合はチェックしましょう。









今日はここまで。


年齢、学歴、資格等を中心に書きましたが、これら書類上のデータは選考の決め手になるものではないような気がします。


やはり大事なのはESにどんな事を書くかと、なにより面接の内容だと思います。


特にあずさやトーマツは書類選考だけで切られる事はありませんし、どんな経歴の人でも面接を頑張れば内定獲得できるのではないでしょうか。








つづく。