白い袴は紺屋の羽根飾り(こころいき) -27ページ目

渋谷ギャラリー・ルデコ5にて。

One on One 朗読ミュージカルⅡ


加代子/黒瀬千鶴子さん

少女/佐野まゆ香さん

紅い花/荻野恵理さん


演奏: はんだすなおさん

     浅井さやかさん


劇場ではない空間。

連想ゲーム?が始まる。黒瀬さん佐野さんの発する単語に荻野さんが振りで応える。荻野さん言葉を出さないが音は発する。


加代子と少女の触れゆく日々。

ときに胸を締め付け、ときに脈を早めるように胸が騒ぐ。

紅い花越しに見える加代子と少女が美しい。


臍帯はただ命を繋ぐだけではないだろう。

遥か遠く記憶も、その注ぐ愛も分身を育む脈動に違いない。


臍動脈、臍静脈は母体と逆に胎児に流れる。

子が母に抗うのは本心と逆の愛の証しだろう。

母と似て美しくなる娘はきっと愛を見つけるだろう。




切なさ以上に美しい物語でした。

モノクロの銀塩で写真撮ったらアートになるだろうな。






ウッディシアター中目黒にて。

星組を観劇。


石井一彰さん

森田浩平さん

岡 智さん

藤倉 梓さん

わたりあずささん

会川彩子さん


椅子だけを使ってコメディ。

マジ演技をコメディにぶちこんで、ちょっとクスグるように台詞を使って。

高速道路も、ゴールドラッシュの西部も笑いのシチュエーションになるんだ~

ジャック・バランスを別の作品にもぶちこんでほしいわ~




ザムザ阿佐ヶ谷にて。

24日マチネ/24日ソワレ/25日ソワレ/27日マチネ


古市 亜立大和さん/畠中 洋さん/畠中 洋さん/畠中 洋さん

哲治 塩見淳史さん
聖 平川めぐみさん/ひおき彩乃さん/ひおき彩乃さん/ひおき彩乃さん

みどり 隼海せいさん/隼海せいさん/狩俣咲子さん/隼海せいさん

小森 畠山智行さん
川田 松村曜生さん
あい 塚越眞夏さん/塚越眞夏さん/笠原光希さん/塚越眞夏さん

やよい 田中 光さん/田中 光さん/田中里佳さん/田中 光さん

井上 石松啓太さん

ポール 高田亜矢子さん/田部谷夕海さん/田部谷夕海さん/高田亜矢子さん

フロントマン 秋山秀樹さん


謎の占い師 田中利花さん

ジェルマン 鈴木良一さん

《music》
唄1 金 すんらさん/金 すんらさん/岡村さやかさん/岡村さやかさん

唄2 RACCOさん/RACCOさん/平川めぐみさん/平川めぐみさん


ピアノ 守屋由貴さん
パーカッション 芳賀一之さん
ギター 小倉卓さん


今期『ウレシパモシリ』

終わりの始まり、始まりの終わり。

ひと区切りのウレパモ第1章のまとめ。

寂しいね。

観に通うのが特別な、本当に大好きな作品でした。


ラピュタビル、ザムザへ降りる階段。

すぐに地下に降りず不思議な空気感に身を漂わせるのが好きでした。

他の劇場と比しても別のお客さんに声をかけられたり、ザムザの場所を尋ねられたりすることが多かった心に残る場所。

開場待ちの人がハケた頃を見計らって階段を降ります。

壁にはキャストさん達の写真。

迎え入れてくれる子どもの頃、そして現在の顔。

視線を前に戻せばにこやかにスタッフワークしているキャストさん。

今期は小さい方の里佳さん、塚越さんにお相手していただきました。

そして、物販スペース。毎度のコーヒー屋さんに淹れてもらう一杯が沁み渡ります。

場内に入ると壁にフライヤーの原画。

ウレパモの世界観を象徴する筆致。

セットは’14と変わってないようですね。

開演前には、バンドチームが出てきて‶光の子どもたち″を歌いましょうというイベントですね。楽ちかくになるとカモメのSEもやっちゃいましょー、難度高めなことを(*_*)


いよいよ本編です。

カモメの鳴き声のなかに唄1の優しい声。唄1が一番ひとの世界に近いトコロですね。

金さんの寄り添う距離感、岡村さんの広がる慈しみ。

塩見さん哲治の笑いにツボ。

光の子どもたちからSunday、キャストの溌溂な無邪気さ。利花さん今期も鈴之助ね。畠山さんは相棒連れてホントに近い。最前だとパクッとされちゃうの。光さんのハート♡にキュンッ。笠原さんはCDMLの少年を彷彿。畠中さん!のハケ姿に!!

前後乱れるけど聖の登場。平川さんのカワイサ炸裂、ひおきさんはおすましっぽいね。

手紙の件では、貸金のやりとりなくなっちゃったね。聖に頭の上がらない哲治を端的に表してたんだけど。お股が見つかって手紙投げつけるのも聖の潔癖さがあったんだけど。

オフィスで登場する石松さんの井上はいいね。面白さに期待できます。

ジェルマンさんを迎えに行く兄妹。お母さんが利花さん!唄2じゃなくなってる。シャツはインしないのよ、ちゃんとインしなさい。日によって違うのね。聖はお母さんの若い頃ソックリなの。パンパンッ!(柏手)唄1はやっぱり神?

世界は足りてる、思い思いの扮装のキャスト。前日トーク&ライブで聞いていた隼海さんのあのカッコよさ、稽古中ずっと普通の恰好だったのを通しでイキナリ見せて喝采ということでしたが自身の強みというか観客の望んでいることがそのまま武器になってますよね~。好きなのは畠山さんと光さんの中華からの挑戦者コンビ。利花さんのゴージャスさ!を見ての哲治の呟き。3パターン聞いたかな?

お馴染みのペスカトーレ秋山さん。ウインクバチッ!!楽しい。

クラス・クワトロから出てきたジェルさん。鈴木良一さん。おヒゲの熊さんだけど青年っぽさもしっかりあって。

いいとこ宿屋、日垣家へ。お母さんが気になるのは胸モジャなんだ。

日垣家はお行儀いい。パンパンッ(柏手)

新宿の裏の裏。流行りネタ入れても(ネタは風化するかもだけど)台詞上違和感なしに通せるのは鈴木さんのワザ。

畠山さんの親分、味ありますね。小倉さんの舎弟はテッパン。

犬さんイジメラレ役、高田さん田部谷さんともにいい。

ヤラレっぷりという点では石松さんも見せます。一発殴られのビックリごといいです。

祝福の歌はウレパモ世界を完成させましたね。

遠藤神学に則ったカソリック文学『おバカさん』、AKIRAさんの曲・詞により神羅万象に広げられた世界、違う世界の二つを融合させた演出。

これまで聴いた唄1、造物主の如き小西のりゆきさん。三位一体となる以前の預言者イエス阿部よしつぐさん。父と子と精霊の名において父の包み込む慈愛の佐山陽規さん。

今期も継続の金 すんらさんは優しさとともに巡礼の苛烈さを表していたが先期より増した隠れ見える激しさは差し詰めバラバと呼ぶべきか。

今期新たに唄1に配された岡村さやかさんは神の声を届ける司祭のようでした。父性に隠した厳しさを持った男性唄1より聴く者の身の裡に入り込む、ほんの少し悩みを併せ持つ唄。なか1日を置いて再び聴いたときには悩みを捨て神の真実を表しました。岡村さん唄1は岡村さんによって紡がれた福音書と呼びたいくらいです。

唄2も振りかえってみましょう。お母さん姿もバッチリ優しさ溢れる日野原希美さん。クリアに神性を感じられた岩本潤子さん。聖に被せる『ありがとう』も庇護感がありました。聖に等しい心情に聴こえた三戸亜耶さん。しっかりとした韻律で歌詞を届けた岡村さやかさんも唄2。

今期では金さんとペアを組むRACCOさん、M!PUBで聴いたときから絶唱のパワフルな歌に魅了され、ウレパモ唄2になっていて楽しみにしていたんです。荒野を征く金さん唄1に、森を揺るがすケルトのドルイドを思い起こさせる野の精霊の唄2RACCOさん。このペアは未来に広がる困難も含めた道程を指し示していました。

岡村さん唄1と組むのは平川めぐみさん。ジェルさんの対である聖でもあり、殺し屋古市との親和を持つポールでもあった平川さん。古市がジェルさんの鏡像と考えれば平川さんはウレパモ世界のほとんどを体得していると考えられるのではないでしょうか。唄2としては誰にも協和しない時の刻みのような厳粛さを持ち、垣間見せる思慕の深さが胸を打ちます。祝福の歌始まっての唄2パートで泣かされちゃった…岡村さん唄1との並びは伝道の旅の同行みたいにハマっています。

今回変わった演出のなかでも、祝福の歌にはヤラレた!まるではてしない旅のよう。聖がポールに手を差し伸べるところ、稽古中アドリブから生まれたということですが、聖という殻に包まれた無垢の存在がこれから世界に心を開いていくような寓意が感じられてとりもなおさず世界が広がる証左でもあったと思います。

日垣家を出たジェルさん。そこには棄民であり故郷喪失者である娼婦たちの棲む夜の街でした。

娼婦たちの日々を3人のチームで「The Answer」で表現します。

隼海さん塚越さん光さんの、見せるセクシャルさは決意を持って娼婦として暮らす覚悟のダンスでした。塚越さんの放つ台詞はリアルさのなかにわずかに逃げ場を探す露わな一言でした。

狩俣さん笠原さん里佳さんの、時代性を鑑みての苦悩の表現。逃れられない宿命を見せつけられました。

狩俣さんチームは1回しか観られませんでしたが、あい笠原さんの立ち位置がみどりに並ぶように感じ取れました。みどりもあいも補い合う立場。どちらかが欠けたらやよいを庇護できずただ暗闇に堕ちる、だから面倒事に巻き込まれそうになるみどりに意見するというあいに真実味がありました。ジェルさんの持つお金に執着してしまうのも自らを測るものがないから。今まではみどりと修復する間柄でしたが、笠原さんあいは里佳さんやよいによって立場を修好されています。

星を眺めるジェルさんと犬さんはいいですね。

謎の占い師、利花さんはさすがの存在感。ささらを振って世間を優しく見つめる。

古市、亜立さんの締め付ける怒りと畠中さんの抑えられない怒り。ジェルさんを利用しようとしながらポールさんに親し気にします。田部谷さんポールが古市の本質を見抜くように眼差しをつけ古市ポールの関係性に説得力を持たせました。

山谷でのジェルさん、古市、みどり。助けに来ずにいられなかったみどり。目的に酩酊する古市。人を信ずる為に生きるジェルさん。3人の交錯する思い。古市が過去を語るには犠牲を要したのです。

古市の仇である川田。松村さんが欲に負けなお人目を憚る悪党ぶりを見せてくれました。

ジェルさんの小器用さ、古市の暴走しそうな怒り。

留置されているジェルさんを迎えにくる哲治、聖。警官(井上)役がコメディに振ることも多いシーンですが今期は控えめですね。

渋谷の街での再会があって、ポールが捕獲された翌日ジェルさんと聖で施設に赴くのですが悲しい結果となってしまって。聖役はキャストによって随分違いますね。これまでにさとう未知子さん、気谷ゆみかさん、金城尚美さん、中村百花さん、平川めぐみさん、河野由佳さん、ひおき彩乃さんと7名の方観てるけど違いがあることに全く違和感がない。この後の別れのシーンといい、演じ甲斐ありそう。

宥める哲治役も深みを見せるいいシーンです。

怒涛の小森との対決シーン。小森の畠山さん常にリアルですね。

ミタクオヤシンはひとの生き方を極めた詞と思います。病んだ古市を救うこと、どのようなひとをも信じぬくことをジェルさんは貫こうとしています。

古市は救われたのでしょうか?

白鷺は何処へ飛んでいったのでしょうか?

日垣家では哲治がジェルさんのサックを眺めています。

わたしはあなた。


わたしはあなたを待っています。



(ウレシパモシリ過去記事)

http://ameblo.jp/147zxt/entry-11538232557.html

http://ameblo.jp/147zxt/entry-11873245769.html

http://ameblo.jp/147zxt/entry-11873889895.html

http://ameblo.jp/147zxt/entry-11875863685.html

http://ameblo.jp/147zxt/entry-11877002380.html

http://ameblo.jp/147zxt/entry-11878271652.html

http://ameblo.jp/147zxt/entry-11880223899.html

http://ameblo.jp/147zxt/entry-11880798033.html

http://ameblo.jp/147zxt/entry-11930379241.html
















汐留BLUE MOODにて。

立花裕人さんMCのトーク&ライブ。初参戦でした。

出演は、隼海せいさん。

ゲストとして小澤可依さん。


急遽の出演となった企画です。

当初の出演者のために調整してた日なのですが、隼海さんがウレシパモシリのみどり役ということでこれは観ておこうと思った次第です。

今期のウレパモはこの翌日に観劇予定でしたので、全くはじめましてでLIVEに伺うというけっこうな冒険してみました。

まぁ私のミュージカル通うきっかけも、はじめましてで観に行ったLIVEですので自分らしいといえばそうなのかも。


トーク、トーク、トーク&ライブって感じですね。

今までの隼海さんの軌跡を辿りながら、ときどき小澤さんが入り込むという趣き。

子役~ダンス三昧~宝塚音楽学校~宝塚歌劇団~退団。

宝塚知らないので初めて聞く興味深い事柄。

予想どおりだったり、そんなことあるの?だったり。


宝塚入る前のスクールで、小澤さんと知り合ったそうです。

衣裳替えの間、小澤さんのトーク。

小澤さんの唄う「私だけに」、隼海さんのダンス。

振り絞った、キレのあるダンス。

小池先生に観せなきゃー、目指せトートダンサー


退団後初の作品が「ウレシパモシリ」

娼婦チームの部分では振り付けを任されたそうで。

演出からは、娼婦という存在にもいろいろあってショーパブのように見せる娼婦をやれということだそうです。

観たことのない作品なので思いきって作れたそうです。

あと、みどりとは別役で出るとき、面白いことをしているそうで、別役ってひかりのこどもか、客船から出てくるトコロくらい。

楽しみにしようっと!







帝国劇場にて。

プレビュー2日目。


エリザベート/蘭乃はなさん

トート/城田 優さん

フランツ・ヨーゼフ/佐藤隆紀さん

ルドルフ/京本大我さん

ルドヴィカ、マダム・ヴォルフ/未来優希さん

ゾフィー/剣 幸さん

ルイジ・ルキーニ/尾上松也さん

マックス公爵 /大谷美智弘さん

エルマー /角川裕明さん

シュテファン /広瀬友祐さん

ジュラ /安倍康律さん

リヒテンシュタイン伯爵夫人 /秋園美緒さん

少年ルドルフ/大内 天くん

シュヴァルツェンベルク侯爵 /朝隈濯朗さん

ラウシャー大司教 /安部誠司さん

グリュンネ伯爵 /石川 剛さん

エリザベートの叔父 /奥山 寛さん

結婚式に出席の貴族 /上垣内 平さん

結婚式に出席の若い貴族 /川口大地さん

ヒューブナー /後藤晋彦さん

兵士 /白山博基さん

従僕 /高橋卓士さん

兵士 /田中秀哉さん

エリザベートの伯父 /福永悠二さん

ケンベン /横澤健司さん

女官 /石原絵理さん

エリザベートの妹 /折井理子さん

女官 /可知寛子さん

エリザベートの家庭教師 /七瀬りりこさん

ヘレネ /原 宏美さん

エリザベートの伯母 /福田えりさん

死刑囚の母 /真記子さん

女官 /松田未莉亜さん

ヴィンデッシュ//真瀬はるかさん

結婚式に出席 /百千 糸さん

エリザベートの叔母 /安岡千夏さん

姪 /山田裕美子さん

トートダンサー

乾 直樹さん/五十嵐宏司さん/岡崎大樹さん/小南竜平さん/鈴木明倫さん/田極 翼さん/

楢木和也さん/宮原由紀夫さん

裁判官の声/菅生隆之さん


城田さんのトートこんなにもハマってる!耽美なビジュアル、昏い歌もいい!

佐藤さんフランツ、いい声~。

京本さんルドルフが王子様すぎるうえに、サラッと歌うまい。

未来さんは二役どちらも存在感!だし。

剣さんゾフィーの厳直さが圧倒的。

ルキーニ松也さんを下手3列目で堪能。キッチュは語尾(ッチュがーッに)が消えて聴こえるのでこれからに期待。頸を縊られるときの演技はちょっとクドイかな?

エルマーの青臭い若さから革命に挫折するまでの時間表現を角川さんが丁寧に演じた。

真瀬さんのヴィンデッシュもすごくいい。十二夜で主役の入れ替わり、今作ではシシィだと思い込む精神病患者と主演絡みの役が続いていていいなぁ。

シシィ。蘭乃さん。ふらつく歌は事前情報のままか。イチラスの「私だけに」は意地を通した感じ(これが意地を見せたになれば格段に評価が上がるとは思います)なんだけど。


演出や美術が変わって、棺(たぶん)をメイン美術に「我ら息絶えし者ども」は初っ端から惹きこまれたし、ミルクでの大きなミルク缶から水差し状のミルク差しに替わったスピーディな振りなどより好きになった部分も多い。

馬車無くなったのだけは残念で仕方ないけれど。


手持ちは後2枚のみ。楽しむ!!