白い袴は紺屋の羽根飾り(こころいき) -22ページ目

東京芸術劇場プレイハウスにて。

お初のプレイハウス。キレイー!カッコイイ!気に入っちゃった。


フローレンス/安蘭けいさん

アナトリー/石井一孝さん

アービター/田代万里生さん

フレディ/西川晃教さん

スヴェトラーナ/AKANE LIVさん

ウォルター/戸井勝海さん

モロコフ/ひのあらたさん

 天野朋子さん

 池谷京子さん

 角川裕明さん

 高原紳輔さん

 田村雄一さん

 遠山裕介さん

 横関咲栄さん

 大野幸人さん


2度のコンサート・ヴァージョンを経て、待望のミュージカル版CHESS。

コンサート版初演時の千穐楽でアッキーが期待を込めて約束してくれたミュージカル版が遂に!

コンサート版が充分に物語性を含み、含蓄に富んだものだったのでミュージカル版には期待と、もしかしたら間延びしちゃうんじゃないかと一抹の不安も持ってたわけですが、そんな心配するなとばかりの大満足の作品でした。

フローレンスには、愛されつつも遠く離れてしまう愛の対象、この印象が"いたずらに動かされてしまうチェスの駒”に象徴されていると思います。深く愛されているのに孤高。絶唱に突き動かされます。

アナトリーの持つ別離にかかる熱情。なのに描き方は静かめ、愛し方は潜んで深い。陰影に富んだ表情が歌を彩る。

アービターはチェスの世界の申し子。盤面に駒を動かし、酷薄怜悧とも見えるが東西冷戦のさなか、一貫してひとつの世界の象徴。

フレディの天才性。孤独のなかに訴求しているものが、ある。愛のようでいてもっと普遍のものであるようにも感じられて。


スヴェトラーナには日常が広がるし、ウォルターには権謀が見え隠れするし、モロコフは国家が個人を超越しているようだし。

大野さんの人形(?)、今回もカッコイイ。裏設定ではアナトリー、スヴェトラーナの長男だそうで。

キャストが増えて広がったCHESS。

素人の耳にも難解な楽曲が、肌に粟を走らせる。

CHESSに高揚した。


リリー組。


ジョー/ダンドイ舞莉花さん

マーチ夫人/木村花代さん

ベア教授/松之木天辺さん

ローリー/染谷洸太さん

メグ/RiRiKAさん

ベス/水野貴以さん

エイミー/梅原早紀さん

ブルック/形桐レイメイさん

マーチ叔母・キルクさん/白木美貴子さん

ローレンス/香取新一さん


ダンドイさんのジョー、大人になったときの成長が腑に落ちる誠実な役作り。

木村さんママは娘たちと一緒に歩を進める感じ。叱られたい(笑)。で、魔女だよね~。

RiRIKAさんメグはお姉さんらしい目配り。

水野さんベスったら悩みを背負った天使。でも薄幸感ではなくて精一杯生きていた証しのある天使。

梅原さんエイミーの自由さ。子どもらしさと、ちゃっかり幸せになっちゃうのいいね。

香取さんローレンスがベスに打ち解けるトコ好き。

白木さんのキルクさん楽しい。で、マーチ叔母の哲学は締まる。

染谷さんローリーが、軽さのなかに思慮深く自身と周囲とを計っていてローリーの成長に意味を与えていました。

松之木さんベアの不器用さ、隠さない愛もよかった。


これからも上演を続けてほしい作品。

d-倉庫という近い空間で至福の作品を観る喜びを期待しています。





日暮里d-倉庫にて。

まずはローズチーム。


ジョー/島田 彩さん

マーチ夫人/保坂知寿さん

ベア教授/松之木天辺さん

ローリー/大塚庸介さん

メグ/松原凜子さん

ベス/北川理恵さん

エイミー/小此木まりさん

ブルック/一和洋輔さん

マーチ叔母・キルクさん/白木美貴子さん

ローレンス/香取新一さん


春のSeirenで同脚本のLITTLE WOMEN~若草物語~を観て以来お気に入り演目。

http://ameblo.jp/147zxt/entry-11998801697.html

四姉妹の歩み、母の優しさ、隣人の愛。

夢と希望を糧に悩み絶望を乗り越え、成長の物語。


締まりに締まった構成にやられちゃってます。

島田さんジョーの胸を張ったが如く前進する気持ちよさ。

保坂さんママの朗々とした優しい歌。

松原さんメグの恋を知った情熱のアツさ。

北川さんベスのたおやかさも新鮮。

小此木さんエイミーのバッチリ妹感。

ジョーとベス、他の家族以上に補いあうものを認めていたふたりの関係が好ましい。

喪った悲しみが、大人にさせて裡に囲い込んだときに教授の心がわかったんじゃないかな?

初演でジョーの同役を演じた島田さん、北川さんを敢えて同チームに組んだことでジョーの心情が深く届いたように思えます。

といっても、初演は観ていないのですが。

一和さんブルックと松原さんメグの求愛シーンは話し膨らませて観たい気がします。

大塚さんの微笑みはローリーの優しさそのものですね。





恵比寿アート・カフェ・フレンズにて。

若い女のコの4人が組んだユニットの初ライブ。


大胡愛恵さん

門田奈菜さん

町屋美咲さん

龍澤幸奈さん


Pf 宮﨑 誠さん


お!?スタインウェイですね(ミーハー)

4人の個性と方向性を知らしめるライブ、って大袈裟か。

町屋さんの100万のキャンドルに唸る。

大胡さんベスと門田さんジョーのSome Things Are Meant To Be、若草好きにはたまらない。


ちょっとコントを仕込んでなかなか楽しい構成でした。

今後の活躍に期待!

彼女たちは「Amabile」愛らしくあれ。





星組。大千穐楽。




リーザ/今井 瑞さん

ルイーゼ/木村つかささん

おばあさん/山本英美さん

イーダ/中島亜加音さん

エヴァ/蔵重美恵さん

ヘルガ/かわづ恵さん

オットー/森田浩平さん

パウラ/鎌田亜由美さん

ハンス/工藤広夢さん

カール/丹宗立峰さん

アルベルト/梶 雅人さん

モーリス/堀内寛嗣さん

シュタイナー先生・タマラ/村上恵子さん

クララ・赤いドレスの女/平栗ひろみさん

インゲ/北條優佳さん

男/粕谷成寿さん

子供の頃のエヴァ/前廣衿花ちゃん

子供の頃のヘルガ/山下藍樹ちゃん

Pf  久田菜美さん


久田さん、奏でる前から作品に溶け込む空気を支配してます。

静寂のうちに優しさを、引き絞る影に強さを。

木村さんルイーゼのまっすぐさ、人生を戦った強さが好印象。

森田さんオットーの打ちひしがれる姿に、時代を呪いたい怒りが沸き上がります。

エヴァ蔵重さんがボソッとぶち込むのにはクスリとさせられます。

梶さんのマジメ役!カッコイイアルベルトでした。

今井さんリーザ、昨年からの続投ですが抑圧された怒りを抑え込みながらの悲しみ、友情を包み込む愛を見ました。


歌ではない芝居の表現をミュージカル俳優によって行い、音楽的な作品として送り出される「野の花」今後も続けて上演を望みます。