シアター風姿花伝にて。
AKA Company 第1回公演。
team J_を観劇。
ジョン/神田恭兵さん
スーザン/岡村さやかさん
マイケル/tekkanさん
ジョナサン・ラーソンの作品、ラーソンといえばRENTなわけですがそのRENTが成功するさますら見届けられず急逝したラーソンの不遇、葛藤と夢の道行きを著したtick,tick....BOOM!
時を刻む針の音は焦燥を、針の止まる静寂は捗らない夢の脅迫だろう。
時の動きは時計という尺度で見られけれども、時そのものは連綿と続いている。
尺度は他者の下す評価であり、夢に縋る者の絶望だ。
時の流れる残酷さと可能性を潜める未来は人生の道程、岐路を選択する指標ものかは。
神田さんジョンは、いいようのない不安と諦めきれない成功を高らかに歌う。
岡村さんは別れようとするスーザンの他数役をこなす。スーザンの地道な生活を選ぼうとして(ジョンにとっては終焉の)別れを選ぶある意味真っ当な姿。ジョンの作品に出演するカレッサの心の奥底を浚うざわめくような歌。
tekkanさんマイケルの何故こんなにもいい奴なんだと思える優しさ。終盤になって明かされる彼の秘密は苛酷ではあるがその重たさはジョンの未来にとって桎梏ともなりうるわけで、その時点でエンディングに向けて突き進むものが知れてしまうわけで。確かにマイケルがジョンに向ける親密さの証左ではありタイトロープな二人の関係性はわかります。
演じる側に熱量が迸って、観る側もまたチリチリと焦げつくような熱に浮かされる作品でした。
