蜜柑星人~或いは白と黒の境界線~(2017年4月26日ソワレ) | 白い袴は紺屋の羽根飾り(こころいき)

参宮橋トランスミッションにて。

劇団えーてぃーふぃーるど719公演

白のお話を観劇。

 

白/大西聖志さん

黒/根魏山リョージさん

女/中島玲奈さん

兄/須藤飛鳥さん

妹/瀬口杏奈さん

客/浅川拓也さん

 

病院ともホスピスとも明瞭ではない医療施設。

医師らしき主人公と、どうやら実体ではないような人格の具象。

過去の体験への悔悟とも、或いは時を経ての再挑戦なのか。

兄と妹の持つ雰囲気がファンタジー色を薄め、それでいて人格の深みを与える。

客に配された役は、当人にとっては白い主張、傍から見れば黒の所業であろう。

 

理想の白を求め、現実の黒に絶望する。

終末期医療は黄昏の色に染まる。

演出の深みに照明、音響がベストマッチする。

言葉を詰まらせる深淵を見せつけた。