星組の初日。
天を劈く雷霆の槌かのような艦砲。
死神の鎌を振るう戦闘機の羽音。
骨を砕く音にも似た無限軌道。
未来を夢見た学徒たちは知らずにすんだ筈の地獄をみた。
キミ(ひめゆり学徒)/神田沙也加さん
上原婦長(南風原陸軍病院看護婦長)/沼尾みゆきさん
檜山上等兵(日本軍兵士)/松原剛志さん
滝軍曹(日本軍軍曹)/阿部裕さん
ふみ(ひめゆり学徒)/岡村さやかさん
はる(ひめゆり学徒)/田宮華苗さん
かな(ひめゆり学徒)/福田奈美さん
みさ(ひめゆり学徒)/今井瑞さん
ちよ(ひめゆり学徒)/西利里子さん
ゆき(ひめゆり学徒)/水野貴以さん
あき(ひめゆり学徒)/橋内愛子さん
杉原上等兵(日本軍兵士)/高舛裕一さん
神谷先生(沖縄師範学校教師)/奈良坂潤紀さん
岡教頭先生(沖縄師範学校教頭)・軍医/上條恒さん
サチ(那覇の女/赤ん坊の母親)/黒瀬千鶴子さん
親泊先生(沖縄師範学校教師)/小林依通子さん
ルリ(ふみの妹)/三浦惠子さん
みち(ひめゆり学徒)/吉田萌美さん
のぶ(ひめゆり学徒)/笠原光希さん
クミ(ひめゆり学徒)/西端ちひろさん
やえ(ひめゆり学徒)/鈴木莉菜さん
とし(ひめゆり学徒)/高橋亜由美さん
みよ(ひめゆり学徒)/豊田珠未さん
たき(ひめゆり学徒)/秋山美里さん
ヒサ(ひめゆり学徒)/野口ひかりさん
キク(ひめゆり学徒)/豊田愛さん
もも(ひめゆり学徒)/鈴木いちごさん
トミ(ひめゆり学徒)/滝口恵梨果さん
しず(ひめゆり学徒)/平間美香さん
ちえ(ひめゆり学徒)/増本優子さん
キヨ(ふみの母)/小谷友里恵さん
民衆・看護婦・キミの祖母/増田翔子さん
民衆・かず/中島亜加音さん
民衆・まさえ/西川純奈さん
民衆・看護婦・キミの母/二本松広子さん
民衆/宮下佳子さん
民衆/田辺椰紗さん
兵士/及川心太さん
キミの父・兵士/室伏崇さん
兵士/甲斐祐次さん
民衆・兵士/森雄基さん
兵士/麻田キョウヤさん
兵士/長谷川太紀さん
サチの夫・兵士/村井優之さん
民衆・兵士/尾崎真波さん
民衆・兵士/岡澤由樹さん
民衆・兵士/前田高宏さん
民衆・兵士/如月せいいちろーさん
沼尾さん婦長の聖性が顕著に。滝軍曹との対峙は上原婦長の自発的な怒りよりもあるべき運命に従ってのよう。
松原さんの檜山が哲学をもって戦争を否定する。一日で深みを増してきた。
岡村さんのふみ、役の上ではキミの方が多彩な感情が発露しているが岡村さんの歌は表現力にあふれる。水の湧くごとく、奔流のごとく。
田宮さんのはるが、卒業式の可憐さ、学級委員長の真面目さ、漂泊中の右往左往ぶりたくさんの顔を見せてくれた。
福田さんかなは、体使いが思いっきり!マイクトんじゃったね。
みさ今井さんが、期待以上にコミカルな表現を。ダンスのキレもいい。
西さんちよが変わらない美しい散り際。ちよの無垢な魂は西さんに似合う。
水野さんのゆき!倒れ込んだ横になった姿勢で小鳥の歌を。張り上げてないのにあの声の通りったら。体を起こしてからも空ゆく小鳥に想いをのせた。
あき橋内さん、流されゆく運命を感じた演技。歌の伸びがさすが。
高舛さんの杉原の穏やかさ、犠牲を伴って人間らしさを持つ杉原。
奈良坂さんの神谷先生、聞き惚れる歌声。
サチ黒瀬さんが慟哭の演技!滝軍曹を弾劾する勁い母親。
親泊先生の小林さんおとなしめか。
ルリ三浦さんは、岡村さんふみと並びがいい。
笠原さんのぶが豊かな表情で。
吉田さんみちも目で追ってしまう。
生き残ることもつらい歴史だ。
遺された想いを届けねばならぬ。
語り継ぐことは凄惨な体験の追体験。
訴えかける想いを今こそ受け容れよう。