新国立劇場 小劇場にて。
IRAの活動が活発だった頃のベルファスト。
アンドリュー・ロイド・ウェバーの音楽が、サッカー少年の青春を描く。
1969年当時のベルファストは知らないもののもう少し後のニュース映像は記憶にある。
よく整備された街の姿なのに銃火と怒声が聴こえていたはずだ。
世界には歪みがある。思想にせよ、宗教にせよ、政治であれ。
平和は望むべくもないが、よりましな安全を求めるための妥協に血は必要なのか。
流麗な音楽と対比する非業の歴史をつきつけられた。
キャストの熱演は素晴らしい。
演出の藤田俊太郎さんが一人ひとりに端的なコメントをされていて、それ以上の感想は蛇足になりそうで苦笑するより他にない。ずるいよ、藤田さん。