出版社

産業編集センター

第1刷発行

‎ 2024/1/24

第4刷発行

‎ 2024/4/17

単行本(ソフトカバー

216ページ

デザイン

三木俊一

カバーイラスト

岡野賢介

本文イラスト

ちいさな美術館の学芸員

定価

1,600円+税

ISBN-13 

978-4863113923

 

概要と目次

 知れば美術館が10倍面白い!


展覧会は

どうやって作っているの?
学芸員って何をしているの?
アートは役に立たない?
おすすめの鑑賞方法は?

現役学芸員が語る、

美術館の舞台裏と

美術鑑賞の楽しみ方


noteの人気連載、

待望の書籍化!

著者おすすめの美術館も

掲載

【目次】
 

第1章

 一つの展覧会ができるまで


第2章

 学芸員という仕事の舞台裏
 

第3章

 美術館をもっと楽しむための

ヒント

 

「アートは無駄だし、

役に立たない。だからこそ

今の私たちに必要なんだ、

といえるかもしれませんね」

「人間はただ食料を摂取し、

その食料を買うために働き、

そして死んでいく、

それだけではきっと

耐えられない生き物なのです。

アートという

壮大な無駄があるからこそ

人間らしく生きることができる、

と言ったら言いすぎでしょうか」

「人によって

その作品と出会うべき

タイミングがあり、

幸運にもそのタイミングで

作品と対峙することができた時だけ、

生涯忘れ得ない感動を

覚えることになるのでしょう」

 

第4章

 美術館をささえる仲間たち

 

感想

「絵画を楽しむための本」は

数あり、その多くは、

”絵の見方”を解説している

 

が、この本は

「学芸員がどうやって

展覧会を作っているのか」

から始まり

 

美術館での

その様々な仕事や、

美術館という場所での舞台裏や

そこで働く専門職の姿、

美術館を楽しむヒントを

学芸員だからこその目線で紹介

例えば

・美術館での展覧会が

開催されるまで
・リアルな一日の職務は

内勤と外勤で異なる
・学芸員になっても就職は

狭き門なのに、

雑芸員と呼ばれてしまう、

等など

 

中でも

自分が一番興味を持ったのが

”照明の設置と調整”

 

少しでも影が出ないように、

自然に見えるようにする為に

照明の角度や明るさを

変えなければならないが

 

それは画家によっても違うし

凹凸がある油絵、

掛け軸のある日本画、

額縁によっても違うらしく

ほんの少しでも

照明の角度や明るさが違うと

印象が違うので

なかなか簡単にはいかず、

 

そして照明を当てると劣化する、

という事も

考慮に入れなければならないので

 

優先順位や妥協点を考えながら

照明を調整するらしい

 

また、

アクリルやガラスがはまった

額装の場合、

照明が反射して観ている側が

眩しくないかも確認しており

 

大事な作品を

少しでもきれいに見せたいから

最後まで気が抜けず

時間の許す限り

細部までこだわるのだそう

 

ある程度の予測はしていたものの

そこまでの事を

して頂いていたとは

ビックらポンおーっ!


美術館と作品への想いや

裏方での作品管理の

細かな気配りがあり
仕事への誇りも

ひしひしと感じられる本書

 

受付スタッフ、

輸送や展示のプロ集団、
修復家等も美術館を支える為の

欠かせない一員であることも

知ることができた


次に美術館へ行ったときは、

学芸員の工夫を感じながら
鑑賞してみよう~

 

展示される作品への想いも

感じてこよ~

 

 

 

 

 

 

おまけ

 

11/21 6:28

札幌日の出 6:34

全日比 +1分

札幌日の入 16:06

全日比 -1分

アップ11度ダウン0度晴れ雨

なりたい自分にちまけいで

11/21

体内年齢:55歳

BMI:22.1

昨日の歩数:7429歩走る人

無事過ごせて感謝音譜

 

    
今日のことば
誰もが芸術を理解しようとする。
ならば、
なぜ鳥の声を
理解しようとはしないのか。
人が、夜や花を、
そして自分を取り巻く全てのものを、
理解しようとしないで
愛せるのはなぜだろうか。
なぜか芸術に限って、
人は理解したがるのだ。
-パブロ・ピカソ-