出版社 

集英社

発売日 

2022/5/2

言語 

日本語

単行本 

312ページ

装画

よしおか

装丁

アルピエロ

ISBN-13 

978-4087717846

概要

 

全日本音楽著作権連盟

(全著連)に

勤務している橘樹

 

ある日

上司の塩坪に

地下の資料室へ呼び出され

ミカサ音楽教室への

2年間の潜入捜査を

命じられる

 

目的は

音楽教室でも

正規の著作権料を徴収する為、

ミカサとの裁判で

必要になる証拠を

集める事

 

橘は

潜入調査として向かった、

ミカサのチェロ教室の

講師•浅葉桜太郎に

公務員だと偽り、

クラッシックではなく

著作権料に関係する、

ポップスを習いたいと

申し出る

 

実は橘は幼少時に

チェロを習っていたが、

ある事件に遭い

チェロを辞めていた

 

また、その時のトラウマから

深海の悪夢を

よく見るようになり、

孤独感を抱き

不眠外来に通院していた

 

しかし、

浅葉の丁寧な指導や、

浅葉のクラスの生徒たちと

交流を深めたり

発表会に出たりしていくうちに

心が徐々に開いていき

生活にも張りが出てきて

トラウマを

克服しつつある一方、

自分の立場への

罪悪感を覚え始める橘

 

せっかく演奏する喜びや、

人と接する温かみを

感じてきているのに

 

法廷で自分が証言すれば、

浅葉や他の演奏仲間への

裏切り行為が

明るみに出てしまう・・

 

そんな葛藤の中、

橘がとった行動は・・

 

浅葉と仲間との関係は・・

 

感想

潜入期間が

2年という設定なので

スパイとして潜入しても

情が

移っちゃうんだろうなぁ・・

と思っていたら

まさにその通り

 

主人公が

不眠から脱却して

精神的にも肉体的にも

どんどん健康になっていき、

 

"病は気から"だし

”気”を充実させるモノは

本当に好きな事をやる事だったり

好きな人と接する事なのかなぁ・・

と思った

 

仕事と自分の気持ちとの

葛藤に悩み

仕事を選択する人もいれば

橘のように

自分の気持ちに

忠実な人もいる

 

どちらを選択するかは

ひとそれぞれ

 

仕事ととして割り切れなかった

橘に白羽の矢を塩坪は

ある意味人を見る目が

なかったのねねー

 

ラブカは

深海にすむ醜い魚で

潜入スパイのこと

 

橘は音楽に救われて、

深海から明るい海面に

浮かび上がることができて

良かった

 

長らく放っておいている

オカリナを思い出したあせる

 

おまけ

 

7/15
上18:35
真ん中18:36
下18:39
 

7/16 4:36

日の出4:09

前日から+1

日の入19:12

全日から±0

⏫28度⏬20度晴れ

 

なりたい自分にちまけいで

  7/16

年齢:57歳

BMI:22.3

昨日の歩数:8032歩走る人

無事過ごせて感謝音譜

 

    

今日のことば

どんなに教養があって

立派な人でも、

心に傷がない人には

魅力がない。

他人の痛みというものが

わからないから。

-フジ子・ヘミング-