芒種

二十四節気番目九番目

6月5日~6月20日

-米や麦など

穂の出る穀物の種を

まく時期-

 

「芒種」の意味

「芒種」の芒は

「のぎ」と読み、

イネ科の植物の穂先にある

針状の突起のこと

 

昔から芒種の時期は、

この “芒”のある植物の

種をまき、

麦の刈入れや

田植えを行う目安と

されてきた

 

その為「芒種」は

「“芒”のある植物の

“種”をまく時期」

ということに

なったそう

 

 現在の田植の時期は

若干早まってはいるけれど

昔昔は

梅雨入りになりかかる

この頃が

田植えの時期だったそう

 

ちなみに「芒」は

「すすき」とも読むらしく

秋のイメージが強いけれど

頭に描いている、

あのススキの事で

夏の季語です

 

蟷螂生:かまきりしょうず

《芒種:初候》

(第七十二侯・第二十五侯)

6月5日〜6月9日

-カマキリが卵から

生まれてくる頃-

蟷螂生

蟷螂

「とうろう」と読み

「カマキリ」のこと

 

生きる、

生ずるなどを意味し

ここでは

「誕生」

「生まれてくる」

 

 つまり

蟷螂が卵から

生まれてくる頃・・

となる

 

蟷螂

前足が大きな鎌状に

なっている・・

 

どんな虫でも

頭から食べてしまう・・

 

 等の理由で

嫌われることも多いのが

カマキリ

 

でも、

殺虫剤もなかった昔昔、

作物を食い荒らす害虫を

食べてくれるカマキリは、

作物を守ってくれる

大切な存在

 

そんなカマキリは

田植えの時期を意味する

芒種の始まりを

教えてくれる存在でも

あったそう

 

 カマキリの名前の由来

漢字で書くと

鎌切

 

その由来は

①鎌で切るから

「鎌切」

②鎌を持つキリギリス、

という意味で

鎌キリ⇒「鎌切」

 

木の枝などに

産み付けられた

ピンポン球位の卵から、

数百匹の子が誕生し、

とっても小さい

カマキリの赤ちゃんでも

親と同じように

鎌を持っていて

自分で虫をとって

食べながら

成長していくのだとか

 

親離れ、子離れしない

人間と違って

小さいうちから

自立しているんですね

 

腐草為蛍:くされたるくさほたるとなる

《芒種:次候》

(第七十二侯・第二十六候)

6月10日〜6月15日

-蛍が光りだす時期頃-

 

 「腐草為蛍」の意味

ホタルは

別名「朽草(くちくさ)」

 

 昔の人は、

草の中から

蛍が舞う様子を見て、

枯れて腐った草が

蛍になったと思ったとか

 

有名な

「源氏蛍」と「平家蛍」は

水辺の蛍

 

「姫蛍」は陸地蛍です

 

梅子黄:うめのみきばむ

《芒種:末候》

(第七十二侯・第二十七侯)

6月16日〜6月20日

-梅の実が黄ばんで熟す頃-

 

梅子

 梅子とは

誰かさんのあだ名では

ありません

 

梅の子ども・・

つまり梅の実のこと

 

 梅しごと

収穫された梅の実・・

熟していない梅の実は、

生で食べると体に悪い為

梅干しや梅酒、

梅シロップや梅ジャムなど、

保存食として作られ

それらを作り始めるのが

この時期

 

特に梅干しにすると

クエン酸が豊富で

疲労回復ら食欲増進、

殺菌作用も強く、

食中毒の予防にも

なります

 

梅酒用には、

まだ熟す前の青く硬い実

 

梅干しや梅酢用なら、

完熟して

ちょっとだけ

黄色くなった位のものが

良いそうです

 

今年も

梅酒と梅干しを作ります

 

干している時の

あの香りもたまりませんラブ

 

 和菓子の日

毎年6月16日は

1979(昭和54)年

全国和菓子協会が

制定した

「和菓子の日」

 

そもそも起源は古く、

平安時代に遡ります

 

ときに平安時代前期

848年6月16日、

仁明(にんみょう)天皇が

御神託に基づいて、

16の数に因んだ

お菓子や餅などを

神前に供え、

疫病を除け

健康招福を願い

「めでたいしるし」

などの意味がある

「嘉祥」に改元した事に

因んでいるとか

 

民間でも

16文で菓子や餅16個を

食べるしきたりや

この夜に

振り袖を詰め袖にする、

16歳の「袖止め」をする、

「嘉祥縫」という風習、

 

そして

「嘉祥の梅」といって、

6月16日に採った

梅の実でつくった

梅干しを食べると

災難をのがれる、

という言い伝えも

あるそうです

 

このような

しきたりや風習は

疫を逃れ、

健康招福を願う

めでたい行事として

歴史の中で受け継がれ、

 

そんな「嘉祥の日」を

現代に復活させたのが

「和菓子の日」

 

現在は

16日に因んで16種類、

あるいは1と6を足した

7種類の和菓子セットが

和菓子屋さんなどで

売られることが多いそう

 

 対の候

 ①-清明-初候-玄鳥至 

-白露-末候-玄鳥去

 

-清明-次候-鴻雁北

-寒露-初候-鴻雁来

 

-春分-末候-雷乃発声

-秋分-初項-雷乃収声

 

-啓蟄-初侯-蟄虫啓戸

-秋分-次候-蟄虫培戸

 

-清明-末候-虹始見

-小雪-初候-虹蔵不見

 

-夏至-初候-乃東枯

-冬至-初候-乃東生

 

-小満-末候-麦秋至

-冬至-末候-雪下出麦

 

 二十四節気と七十二侯

 -春-

【立春】

二十四節気番目一番目

2/4〜2/18

①初侯-東風解凍2/4~2/8

②次候-黄鴬睍睆2/9~2/13

③末候-魚上氷2/14~2/18

 

【雨水】

二十四節気番目二番目

2/19~3/4

④初侯-土脉潤起2/19~2/23

⑤次候-霞始靆2/24~2/28

⑥末候-草木萌動2/29~3/4

 

【啓蟄】

二十四節気番目三番目

3/5~3/19

⑦初侯-蟄虫啓3/5~3/9

⑧次候-桃始笑3/10~3/14

⑨末候-菜虫化蝶3/15〜3/19

 

【春分】

二十四節気番目四番目

3/20~4/3

⑩初侯-雀始巣3/20~3/24

⑪次候-桜始開3/25~3/29

⑫末候-雷乃発声3/30~4/3

 

【清明】

二十四節気番目五番目

4/4~4/19

⑬初侯-玄鳥至4/5〜4/9

⑭次候-鴻雁北4/9~4/13

⑮末候-虹始見4/14~4/19

 

【穀雨】

二十四節気番目六番目

4/19~5/4

⑯初侯-葭始生4/19~4/24

⑰次候-霜止出苗4/25~4/29

⑱末候-華牡丹4/30~5/4

 

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【立夏】

二十四節気番目七番目

5/5~5/19

⑲初侯-蛙始鳴5/5~5/9

⑳次候-蚯蚓出5/10~5/14

㉑末候-竹笋生5/15~5/19

 

 【小満】

二十四節気番目八番目

5/20~6/4

㉒初侯-蚕起食桑5/20~5/24

㉓次候-紅花栄5/25~5/30

㉔末候-麦秋至5/31~6/4

 

【芒種】

二十四節気番目九番目

㉕初侯-蟷螂生6/5~6/9

㉖次候-腐草為蛍6/10~6/15

㉗末候-梅子黄6/16~6/20

 

★【夏至】

【小暑】

【大暑】

 

-秋-

【立秋】

【処暑】

【白露】

【秋分】

【寒露】

【霜降】

 

-冬-

【立冬】

【小雪】

【大雪】

【冬至】

【小寒】

【大寒】

 

おまけ

6/5 5:35

日の出3:56 -1

日の入19:10 +1

⏫14度⏬12度くもり雨

 

なりたい自分にちまけいで

6/5

体内年齢:56歳

BMI:22.2

昨日の歩数:1039歩走る人

無事過ごせて感謝音譜

 

    

今日のことば

梅は匂いよ

木立はいらぬ、

人は心よ姿はいらぬ。

-高三隆達-