出版社
きこ書房; 第32刷発行版
第1刷発行
2001/12/1
言語
日本語
単行本
181ページ
ISBN-13
978-4877710781
概要
「与えられた仕事が
望むものではなく、
やりがいを感じられない」
「ルーティンワークによる
マンネリを脱却したい」
そんな方へのお勧め本
iPS細胞で
ノーベル賞を受賞した
山中伸弥教授の愛読書
出張の帰り、吹雪の為
一昼夜空港のロビーに
足止めされた
35歳の主人公
そこで偶然出会った
マックスという老人に
「仕事は楽しいかね」
と問いかけられ
日々の仕事に
モヤモヤを感じ
将来に期待を
持つことができない為
つい
仕事で溜まっていた感情を
ぶつけてしまう
気軽に話をしたけれど
マックスは実は企業トップが
アドバイスを欲しがる程
高名な実業家だった
熱帯魚が泳ぐ
大きな水槽を入れた
紳士服店、
10億ドルの研究費用かけて、
大勢の社員のアイデアを
引き出している
3Mの事例を出しながら
偶然は発明の父
と言われているように
日常の些細な事柄にも
アイディアのヒントは
落ちており、
それらに気づいて
どう繋ぎ合わせるかは
自分次第であり、
試すことに失敗はないんだよ、
と分かりやすく
教えてくれるマックス
マックスは
「目標を立てるな」というが
目標がなければ
進歩の度合いが測れず、
軌道修正もできないと
反論するも
斬新なアイデアや商品が
なぜ誕生したかを説き
それらが
目前の課題に
集中した結果であることを
指摘する
また、世の中は
自分が目標を達成する迄
待ってはくれない、
とも言う
そして
「遊び感覚で
いろいろやって、
成り行きを見守る」
「明日は
今日と違う自分になる、だよ」
などのアドバイスをおくる
そして、試すこと
日々変化が必要であること、
偶然を見落としていることが
大事だと
「多くの人は
他人を凌駕する人材に
なろうとしているけど、
それを
他人と同じような人間に
なることで
達成しようとしている」と
マックスと
会話していく中で、
仕事や人生について
様々な気づきを得られ
「試すことを楽しむ」
ということを
教えられたのだった
感想
おまけ
なりたい自分にちまけいで
今日のことば
子どもはみな芸術家。
問題は、
いかに継続していくか、
につながっていく。
-パブロ・ピカソ-