小満
 二十四節気番目八番目
5月20日~6月4日
-初夏の陽気で
草木が
花や実を付け始める頃-
 

小満

この時期になると
秋に蒔いた麦などの穂が
実りを見せ、
農家が一安心できる・・
 
麦が無事実ったことを
確認してほっとする・・
 
 というように
「小さく満足する」ので
「小満」と呼ぶように
なったとか
 

 麦

麦秋(ばくしゅう)
小満の時期には
「麦」が収穫の時期を
迎えるので
「収穫の秋」という意味
 
 旧暦4月の異名でもあり、
夏の季語
 
麦嵐(むぎあらし)
麦の収穫の頃に吹く
すがすがしい風のこと
 
麦の秋風
麦秋の頃に吹き渡る
風のこと
 
 麦雨(ばくう)
この時期に降る雨は、
麦が熟す頃に降る雨のこと
 
旧暦の5月に当たるため、
「五月雨(さみだれ)」
ともいう
 

走り梅雨
小満は5月20日頃で
もうすぐ梅雨に入る時期
 
そんな梅雨に入る前に
先走るように
ぐずつく天候のこと
 
通常は
この後晴れた日が続いて
その後が
梅雨入りになります
 
 小満芒種
沖縄では梅雨入りが早く、
ちょうど小満の頃に
多いので
小満から次の芒種までの間に
やってくる梅雨のことを
小満芒種
(すーまんぼうすー)と
いうらしいです
 

蚕起食桑:かいこおきてくわをはむ

 

《小満:初候》

(第七十二侯・第二十二侯)

5月21日〜5月25日

-孵化した蚕が、

桑の葉を食べる時期-

 

蚕は

新鮮な桑の葉しか食べず、

夜中でも食べ続けます

 

食欲旺盛な蚕たちを

満足させることは

繭の出来にも影響するため、

桑の葉を採ることは

大事な作業

 

「猫の手も借りたい」

という言葉は

ここからきており、

 

猫は大切な蚕を

ねずみから

守ってくれるため、

実際に

猫を貸し借りすることも

あったようです

 

今では

「猫の手」という言葉は

"役に立たないもの"の

代名詞になっていますが

 

昔々は

猫は居てくれるだけで

十分役に

立っていたのだそう

 

 絹は繁栄の証であり、

長い年月、

つねに蚕のそばにいて

大事にされていた猫にも、

福を招くイメージが重なって

絹産業が衰退した後、

商売繁盛の

縁起物となったのが

"まねき猫"

 

 蚕時雨(こしぐれ)

蚕が桑の葉を食べる

音のこと

 

サーッと小雨が静かに

降っているような

音らしいです

 

紅花栄:べにばなさかう

《小満:次候》

(第七十二侯・第二十三候)

5月25日〜5月30日

-紅花の花が咲きほこる頃-

 

 紅花(ベニバナ)

チアリーダーが使用する

ポンポンの形に

似ています

 

 色

咲き進むにつれて

黄色→オレンジ→紅色へと

変わります

 

トゲがあるので

朝露で

まだトゲが柔らかい

早朝のうちに

花弁を収穫するそうです

 

 染料

古代エジプトの時代から

染料として使用され

ミイラを包む布を

ベニバナの花から

とりだした色素で

染めていたのだとか

 

染料にするには

咲き始めがよいので、

外側からこまめに摘む

👇

「末摘花(すえつむはな)」

とも呼ばれ

源氏物語に登場しますね

源氏物語では

その女性の鼻が長く、

先端が

赤くなっているので

そう呼ばれたそうです

 

名前の由来

日本では

奈良時代から栽培され、

最初は

呉藍(くれのあい)

と呼ばれ

👇

中国の呉の国から来た

藍色

という意味で、

”くれのあい”

👇

”くれない”

👇

紅花(ベニバナ)

 

麦秋至:むぎのときいたる

《立夏:末候》

第七十二侯・第二十一候

6月1日〜6月5日

-麦の穂が実りを迎える頃-

麦秋(ばくしゅう)

麦が金色の穂をゆらす

5月下旬から

6月初旬の頃を指し

「麦の秋」や

「麦秋(ばくしゅう)」

とも言います

 

もともと

"秋"という言葉には、

「成熟した穀物を

収穫する時期」

という意味があり

 

通常、麦の種まきは

晩秋から初冬に行われ、

冬に芽を出し、

春に育ち

 

 そして初夏、

収穫の時を迎えます

 

 その為ちょうど今頃が、

麦にとっての

"収穫の秋"です

 

 冬至の末候で

七十二侯の六十六番目、

「雪下出麦:

ゆきわたりてむぎのびる」

と対の候です

 

対の候

今回は久し振りに

対の候の追加が

ありましたウインク

 

-清明-初候-玄鳥至 

-白露-末候-玄鳥去

-清明-次候-鴻雁北

-寒露-初候-鴻雁来

-春分-末候-雷乃発声

-秋分-初項-雷乃収声

-啓蟄-初侯-蟄虫啓戸

-秋分-次候-蟄虫培戸

-清明-末候-虹始見

-小雪-初候-虹蔵不見

-夏至-初候-乃東枯

-冬至-初候-乃東生

-小満-末候-麦秋至

-冬至-末候-雪下出麦

 

 二十四節気と七十二侯

 --

【立春】

二十四節気番目一番目

2/4〜2/18

①初侯-東風解凍2/4~2/8

②次候-黄鴬睍睆2/9~2/13

③末候-魚上氷2/14~2/18

【雨水】

二十四節気番目二番目

2/19~3/4

④初侯-土脉潤起2/19~2/23

⑤次候-霞始靆2/24~2/28

⑥末候-草木萌動2/29~3/4

【啓蟄】

二十四節気番目三番目

3/5~3/19

⑦初侯-蟄虫啓3/5~3/9

⑧次候-桃始笑3/10~3/14

⑨末候-菜虫化蝶3/15〜3/19

【春分】

二十四節気番目四番目

3/20~4/3

⑩初侯-雀始巣3/20~3/24

⑪次候-桜始開3/25~3/29

⑫末候-雷乃発声3/30~4/3

【清明】

二十四節気番目五番目

4/4~4/19

⑬初侯-玄鳥至4/5〜4/9

⑭次候-鴻雁北4/9~4/13

⑮末候-虹始見4/14~4/19

【穀雨】

二十四節気番目六番目

4/19~5/4

⑯初侯-葭始生4/19~4/24

⑰次候-霜止出苗4/25~4/29

⑱末候-華牡丹4/30~5/4

 

-夏-

【立夏】

二十四節気番目七番目

5/5~5/19

⑲初侯-蛙始鳴5/5~5/9

⑳次候-蚯蚓出5/10~5/14

㉑末候-竹笋生5/15~5/19

 【小満】

二十四節気番目八番目

5/20~6/4

㉒初侯-蚕起食桑5/20~5/24

㉓次候-紅花栄5/25~5/30

㉔末候-麦秋至5/31~6/4

★【芒種】

【夏至】

【小暑】

【大暑】

-秋-

【立秋】

【処暑】

【白露】

【秋分】

【寒露】

【霜降】

-冬-

【立冬】

【小雪】

【大雪】

【冬至】

【小寒】

【大寒】

 

おまけ

5/20  5:01
日の出4:06 -1
日の入18:56 +1
⏫23度⏬12度晴れ

なりたい自分にちまけいで

 5/20
体内年齢:55歳
BMI:22.2
昨日の歩数:6235歩
無事過ごせて感謝音譜
 
    

今日のことば

不可能なことはない。

不可能

(impossible)という

言葉自体が

私に可能

(I’m possible)と

言っている。

-オードリー・ヘプバーン-