柴田あゆみさんの
かみがみの森

観てきました
感動しました

処は
札幌市民交流プラザ
1階と2階

命の営みや
森羅万象を主題とした、
7章のストーリー仕立てで
初期作品から
最近の作品迄の
約60作品の展示

先日見たリトさんの
葉っぱの切り絵とは
同じ切り絵でも
全く世界観が違いました

動画を除いて
すべて撮影可キラキラ

ぎんがのおと-誕生


柴田さんの作品は
日本人の自然崇拝が
もとになっているそう

【自然崇拝】

自然とは

対峙するものではなく

共生するものであり、

 自然からの恵みに

感謝していく中で、

あらゆる自然物に

神が宿るという考え

アイヌも
自然崇拝ですね

自然の中に宿るかみ
(精霊や魂など)は
時間、時空を超え、
万物の中に宿り

その為
多くの物や事柄に対し
「畏敬や畏怖の念を抱く」
という考え方があり

またそれは、
ものを大切にする、
という
考え方につながる

その為、
自分たちも万物、自然等
さまざまなものに
生かされている感謝と
畏敬の念を忘れずに
共存することが
できるように、と
思いを込めて
作品を作ってるとの事

「かみの森」

何十枚もの
繊細に切り出された
平面の切り絵は
幾層にも折り重なり、
まるで彫刻のように
立体感をもって
現れていました

何でもその紙1枚1枚が
“時間”や“時空”の連続を
表しているそう

なるほど、
そういうことなのねキラキラ

奥行き・・
立体感・・
自分の好きな墨の濃淡と
関係があるかもおーっ!

よ~~く見ると
ちっさい所に
日常の風景が隠れていて
それがあまりにも繊細

一番ちっさい作品でも
完成までの事を考えると
膨大な時間が
かかると思われ
ただただ
「すごい」としか
言葉が出てこない

大雑把で
根気がない自分には
苦手分野なので
感動の連続

繊細且つ壮大な作品に
感嘆のタメ息しか
出てきません






紙は有機物で
半永久的なモノではない

全てのヒトモノも同じで
循環して朽ちて
日々変化する

そして他の細胞に宿り
新しい生命となり
循環を繰り返す

また、
白い紙は「陰」を現し
光は「陽」を現しており

対局にある
「陰」と「陽」は
バランスを保って
共存しているので
混ぜ合わせることによって
“命の原型”が
誕生するのだそう

光を当てた時に、
ふわっと命が入るんです、
と柴田さん


2階は
暗室中に展示があり
雰囲気が
ガラリと変わります


ガラスが
それぞれの“宇宙の膜”を
表現

ひとつひとつの
ガラスの中には
それぞれの世界が存在し、
その中で
多くの命が暮らしている、
そんなイメージだそう

はつが-みっつの歯
歯を題材にした作品

三枚に
違いはあるのかしらん!?

命の詩(うた)

久高島に着いた時の

直感と

インスピレーションから

出来た作品

人間の視覚範囲は狭くて
この世には、
目に見えないものが
たくさん共存している

見える世界を広げた時に、
ひとつひとつ切り出された
泡みたいなものが
細胞であり水でもあり・・

その細胞が糸で繋がり、
命という形を
構成している

目には見えないけれど、
違う目線で見た命

地上に降り
巡り続ける循環を
表現したそう


出口直前に
5分のビデオ上映あり

森山良子さんも
コンサートの舞台に
柴田さんの切り絵を
使ったらしいです

生きとし生けるものは全て
移り変わり
朽ちてゆき
栄養になり
他の細胞に宿り
循環する

切り絵を通して
世界を見つめて
未来を切り出すきっかけに
してほしいと

森羅万象に宿る思いを
相当な時間をかけて
紙に吹き込んでいるだけに
柴田さんの
深い思いが伝わり、
国内外で
人気があるのでしょうね


グッズ販売の場所で
写真ハガキを
買おうとしたけれど
正面から
撮影したモノばかり

隣にいた柴田さんファンで
兵庫からきたご婦人
「これは特に本や写真で
立体感は
感じられないわよね」

思うことは一緒でした

柴田さん生切り絵、
自分に感動を与えられて
良かったラブ

5月26日迄

おまけ

5/18  4:47
日の出4:08 -1
日の入18:54 +1
⏫25度⏬12度晴れ
お天気だけど
家をかまってあげる日

なりたい自分にちまけいで

 5/18
体内年齢:56歳
BMI:22.1
昨日の歩数:19258歩走る人
無事過ごせて感謝音譜

    

今日のことば

光が多いところは

影も強くなる。

-ゲーテ-