オッペンハイマー
監督・脚本
クリストファー・ノーラン
原作
カイ・バード(英語版)
マーティン・J・シャーウィン
製作
エマ・トーマス
チャールズ・ローヴェン
クリストファー・ノーラン
出演者
J・ロバート・オッペンハイマー
キリアン・マーフィー
キャサリン・“キティ”・
オッペンハイマー
エミリー・ブラント
レズリー・グローヴス
マット・デイモン
ルイス・ストローズ
ロバート・ダウニー・Jr.
ジーン・タトロック
フローレンス・ピュー
アーネスト・ローレンス
ジョシュ・ハートネット
ボリス・パッシュ
ケイシー・アフレック
音楽
ルドウィグ・ゴランソン
撮影
ホイテ・ヴァン・ホイテマ
編集
ジェニファー・レイム(英語版)
製作会社
シンコピー・フィルムズ
アトラス・
エンターテインメント
配給
アメリカ:
ユニバーサル・ピクチャーズ
日本:
ビターズ・エンド
=ユニバーサル映画
公開
アメリカ)2023年7月21日
日本)2024年3月29日
上映時間
180分
製作国
アメリカ合衆国
製作費
1億ドル
概要
1904年
ドイツ移民の子として
ニューヨークに生まれた
ロバート・オッペンハイマーは
ハーバード大学を3年で卒業し
ケンブリッジ留学を経て、
ゲッティンゲン大学で
理論物理学の博士号を取得
若くして
物理学の教授に
第二次世界大戦下の
1942年
極秘に立ち上げられたプロジェクト
「マンハッタン計画」が開始され、
オッペンハイマーは
優秀な科学者たちを率いて
世界初の原子爆弾を開発する為
「ロスアラモス国立研究所」
初代所長となって
原爆製造の研究チームを主導
彼らは世界で初めて
原爆開発に成功したチームであり、
ニューメキシコでの核実験
(トリニティ実験)の後、
広島と長崎に原爆が落とされた
その惨状を知った
オッペンハイマーは
戦後、
原子力委員会の
アドバイザーとなり、
核兵器の国際的な管理や
反「水爆」を訴えるも
冷戦下の赤狩りによって
公職から追放され、
FBIの監視下に置かれるなど
不遇な後世を送る
本作は
原子爆弾の開発に成功し、
「原爆の父」と呼ばれた
ロバート・オッペンハイマーの
生涯の時系列と
1954年
ソ連のスパイ疑惑を受けた
オッペンハイマーが
聴聞会で追及を受ける
オッペンハイマー事件、
(カラー)
そして1959年に
その事件の首謀者・ストローズの
公聴会(モノクロ)の3つが
交錯する形で展開する
※オッペンハイマーの死後、
2022年に
米エネルギー省の
グランホルム長官は
オッペンハイマーに
スパイ容疑の罪を着せて
資格を剥奪したことを
公式に謝罪したそう
感想
当初、頻繁に入れ替わる
カラーで描かれている
オッペンハイマーの部分と
モノクロで描かれている
ストローズの部分の関係が
よくわからず戸惑いながら鑑賞
どちらかというと
原爆による惨事を伝える作品
ではなく
オッペンハイマーの
生涯を描いた作品
と言えども
「原爆の父」である
オッペンハイマーなので
被爆国に生まれた身としては
複雑な思いで鑑賞
原爆の開発実験の
カウントダウンの際は
成功すると知りつつも
心の中では
失敗してくれるようにと
願わざるを得ず
成功した後に
こぞって歓喜している
アメリカ市民の姿をみると
やるせない気持ちに
でも
オッペンハイマーの
原爆に対する姿勢については、
終戦を機に
原爆はあくまで
「アメリカ人の命を救うため」
という大義名分を
否定するかのように
大きく変化するので
ちょっぴり救われた
広島・長崎の惨事を観た彼が
映像こそ映し出されなかったが
惨状から目を背けた様子から
どんなに悲惨な状況だったかを
知ったのだと思う
道具を作った
オッペンハイマーは
あくまでも道具を作っただけであり
その用途に関して
口を挟む権利はなく
それは国家に委ねられた
これも
昨日のちまけいブログで書いた
「国体という名によって行えば
何でもあり」と同じ事
ある意味オッペンハイマーも
国と言う名の下に
踊らされた国民の一人なのかも、
と思ってしまった
オッペンハイマーの
生涯を通じて
当時のアメリカの
原爆投下した背景と
オッペンハイマーの
原爆に対する考え方が
わかる作品
3時間の長丁場だけれど
あっという間でした
おまけ
4/8 5:39
日の出5:04 -2
日の入18:09 +1
昼の長さ13h04m +3
⏫20度⏬9度
KKちゃん
なりたい自分にちまけいで
4/8
体内年齢:56歳
BMI:22.2
昨日の歩数:1072歩
無事過ごせて感謝