発行

朝日新聞出版

第1刷発行

2022/10/30

言語

 ‎日本語

文庫

 ‎440ページ

ISBN-13 ‎978

4022650641

定価

880円

カバー装画

チカツタケオ

概略

世は幕末、
最も外貨を稼いだ
実在の女商人、
大浦慶の生涯

幕末の長崎
菜種油を扱う、
長崎の大店・大浦屋を
継いだ希以(けい)26歳

幕末の折、
じり貧になる前に
新たな商売を考える希以

番頭弥右衛門の
反対を押しきって
異国との
茶葉交易を始める

亡き祖父から聞いた言葉、
「海はこの世界の
どこにでも
つながっとるばい。
昔は自在に
交易できたばい。
才覚さえあれば、
異人とでも好いたように
渡りあえた」を胸に抱き

外国商人相手に
互角に渡り合い、
巨富を築くお希以、
のちの大浦慶

外商のオルトや
グラバー等の
大物にも信頼され、
幕末の志士さえも
支えた

だが静岡茶にその座を
奪われつつある中
詐欺被害に遭遇

その後一度
地まで落ちるも
最後は
米国大統領との会食に
呼ばれるまでに
上り詰める

感想

知識欲は
人間誰にもあるそうで、
自分の知らなかった
人物、世界を
知ることが出来る本は
やっぱり面白い

原田マハさん然り
朝井まかてさん本も
自分が知らなかった人物、
世界を教えてくれる
作家さん

今回の主役大浦慶も
恥ずかしながら
初めて知った

女性が活躍しにくい、
と言われる時代に
信念と情熱と
何より好奇心によって
己の目標を実現

幾多の困難にも
へこたれず
外国と商いがしたい、
ただそれだけの
まっすぐな気持ちで
動き続ける姿に感動

騙された時は
もうダメかと思いきや
そこから借金を返済して、
のしあがっていく姿は
胸がすく

その姿に
マザーハウスの
山口絵理子さんを
思い出した

当時、長崎弁のお慶は
外国語を習得するのは
大変だったと思われるが

同期の鎌田親びんが
「異性と仕事が絡むと
外国語を手っ取り早く
覚える事ができる」
と言ってたけれど
ここでも
立証されたよう

財があるお慶は
幕末志士に
援助していたようで、

少なからず
龍馬とも接点があり
お慶は龍馬に
一目置いていたようで
龍馬ファンとしては
嬉しい限り

そういえば、
NHK大河「龍馬伝」に
お慶が出てきたようなうーん

とにもかくにも
読みごたえたっぷりで
一気読み

おまけ

12/7 6:22
日の出6:51 +1
日の入16:00 -0
昼の長さ9h8m -1
アップ12度ダウン8度雨

なりたい自分にちまけいで

12/7
体内年齢:56歳
BMI:22.1
昨日の歩数:7919歩足あと
無事過ごせて感謝音譜

    

今日のことば

他人の意見で

自分の本当の心の声を

消してはならない。

自分の直感を

信じる勇気を持ちなさい。

スティーブ・ジョブズ