コムレイドプロデュース公演「神の子」
赤堀雅秋の作・演出によるコムレイドプロデュース公演「神の子」が、12月15日(日)の東京公演を皮切りに、地方6か所で上演決定。田中哲司、大森南朋、赤堀雅秋の演劇ユニットが約4年ぶりに復活する。田中哲司が光石研と舞台をやりたい、誰と何をやったら面白いか、そんな発想からスタートし、かねてから親交のあった田中、大森、赤堀が、真摯に物作りをできる場所を求めて演劇ユニットを結成。2016年2月に光石主演、麻生久美子など豪華な顔合せで、舞台「同じ夢」の上演が実現した。その後もそれぞれの熱や想いは冷めやらず、本作「神の子」の上演に至る。
出演は田中哲司、大森南朋、赤堀雅秋に加えて、ヒロインに長澤まさみ、更に、でんでん、江口のりこ、石橋静河、永岡佑、川畑和雄、飯田あさとと、実力も華も兼ね備えたパワフルな面々が、年末の本多劇場で濃密な芝居を作り上げる。
STORY
池田(大森南朋)、五十嵐(田中哲司)、土井(でんでん)。
路上で警備員として働く3人は、行きつけのスナック、趣味のパチンコと常に一緒にいる。
3人そろって独身で貧乏。
目的も展望もない生活にウンザリしつつも、抜け出すほどのヤル気はなく、漠然とした不安の中でただ日々をやり過ごしていた。
ある日、池田に若くきれいな田畑(長澤まさみ)と斎藤(石橋静河)という二人の女が声をかけてくる。
彼女らの誘いを受け、池田は街頭でのゴミ拾いボランティアに参加することに。
呆れるほど単調な日常の中に小さな変化が兆す。
田畑との出会いにほのかな夢を見る池田。
それは、男たちにとって幸か不幸か……。
作·演出赤堀雅秋
出演
大森南朋
長澤まさみ
でんでん
江口のりこ
石橋静河
永岡 佑
川畑和雄
飯田あさと
赤堀雅秋
田中哲司
世田谷の狭い道をフェラーリが走る。自転車の老人が「うるせぇな」と呟きアスファルトに唾を吐く。駅前のロータリーで無職の中年男がすれ違った会社員を傘で刺す。すれ違った際に会社員のカバンがぶつかったと言う。2千万円の腕時計をチラつかせながら芸能人が田舎の老婆に涙を流す。政治家がツイッターで独り言を呟き、女子高生は爪を見る。冷房の効き過ぎる喫茶店でヤクザが少年ジャンプを熟読し、5歳の子供が汗だくで歩道を走る。「冗談じゃねぇよ」と何度も呟きながら子供が走る。風俗嬢が引退を決意し、高校教師が下着を盗む。警察官は証拠の下着をブルーシートに丁寧に並べ、冷房の効き過ぎる喫茶店でヤクザがカフェラテを飲む。小惑星が地球に接近。
皆、等しく神の子。
料金
- 前売・当日共
- 8,500円(全席指定・税込)
- U-25チケット
- 4,000円(税込)(観劇時25歳以下対象・ 枚数限定・ 要身分証明書)