SとS感想その2 | 紫ブログ

SとS感想その2

前のエントリで書ききれなかった分を書きたいと思います。

何故分けて書いたかと言うと、、、前のエントリは寝る直前のタイミングで書きました、あまりの眠さに心が折れてあそこで1度切ってアップしてしまいました(苦笑)。

では、続きです。

先輩刑事、川岡隆之介を演じた森田文人さん。後輩刑事、辰巳奏斗を演じる野澤佑介さん、数少ない普通の人を最後までキッチリ演じられてました。
熱い刑事川岡を慕いサポートする辰巳。とても息のあったいいコンビで重く暗い雰囲気を変えるのにピッタリなお二人だったと思います。
最初は検事の鵜野紫と対立していましたがいつしか分かり合おうとする、後輩刑事辰巳が一生懸命間に入りとりなそうとする、実社会でもこういう事あるよね的なリアリティを不思議な空間の中に持たせてくれててすごく良かったです。

一ノ瀬雛乃の友人でマスコミ志望の東梓を演じた小林圓さん。
この物語の中でまともなつもりだったのに段々追い込まれて遂には自らすすんで狂気の世界に身を落としてしまう、そんな悲しい役柄を最初はハキハキと、、、そして編集長からプレッシャーをかけられながら不本意な記事を書く事に最初は葛藤していたのにその葛藤すら押しのけてしまう、名声を手にしたいという欲によって川岡を陥れ自身も抜け出せない地獄へと落ちていく、、、いやぁ、人間の怖さみたいなものをみせて貰えた気がします。特に川岡へアポを取り付ける時の電話のシーン、、、凄かったな。

そう、何も知らずに会場へ入った時から実は寺師さんによってこのストーリーは始まっていて、舞台衣装のまま座席に案内してくれたり話し方も一ノ瀬雛乃の最初のイメージ通りの優しい語り口で、、、  
そこはかとなく優雅でゆったりとした所作、今思えば既にこの時点で彼女の演出に俺は捕まっていたんですね。
なんか最初から最後まで『してやられた。』って感じです。言うならば『釈迦の手のひらで遊ぶ孫悟空』といった所でしょうか。

そして、寺師さんのブログを読んで設定の細さや何気ない物一つ一つにも意味が持たせてあったことに更に感動しました。
前のエントリーで鈴の音と俺は描きましたがそれは『神楽鈴』という鈴で、更に物語の前半と後半とでは音色を変えてあったらしいのです。
前半は綺麗な音色で後半は段々錆びていってたらしいのです、そういった細かいこだわりに気がつけない自分の大雑把さが悔しいし、他にもたくさんのことを見落としていました。
願わくばそれを踏まえてもう一度キッチリ寺師涼ワールドを味わってみたいでねぇ。

長々と書きましたが、何が言いたかったか。
お値段以上の満足を貰えた素晴らしい舞台だったと言いたかっただけです(苦笑)。