平成21年5月場所4日目 | 紫ブログ

平成21年5月場所4日目

今日の一番は『きせの里‐千代白鵬』の一番です。
この一番を解説しながら、上手と下手のオイラなりの見解を書かせて頂きます。
立ち会いからきせの里(きせの里のきが変換できません。すいません)が圧倒して、土俵際まで一気に持っていきます。そこを左からのすくい投げで堪えようとする千代白鵬でしたが、右足一本にきせの里の圧力をまともにうけてしまい、膝を痛めてしまいました。
差し手(下手)からの相撲を取る力士は怪我が多くなる理由が分かる相撲になりました。
差し手から相撲を取ったり、土俵際の逆転を狙ったりすると上手と違い相手の体重、圧力を全て引き足一本に受けてしまいます。即ち膝や足首を痛めてしまう危険が高くなるということです。
これが上手からの投げでしたら展開が変わっていたと思います。少なくとも怪我はしなかったはずですね。引きながらの上手投げを無理に堪えようとすると攻め手の肘が極ってしまったり(魁皇がよくやりますね)しますので、相手も無理には出てきませんし、更に押し込まれてもクルっと一回転(貴ノ浪がよくやりますね)して残せます。
よく考えてみれば下手は相手の体重を受けるだけ不利になるのは明らかです。四つ相撲で大横綱と言われた力士は大体上手からの相撲を取る力士です。
高見盛が上位に行くと跳ね返される理由もそこにあると思います。

もう一番気になった相撲があります。『朝赤龍‐栃ノ洋』です。これは朝赤龍が栃ノ洋の下手を警戒しすぎて墓穴を掘った相撲でした。流れは完全に朝赤龍でしたが、栃ノ洋の差し手を警戒するあまり勝負どころを見誤った相撲になりました。これがあまり神経質にならずに攻め込んでいたら、あっさりと勝っていたかもしれません。

相撲って一瞬の勝負ですから、ちょっとした判断ミスが命取りになってしまいます。

また明日も更新するよう努力致します。