ロシアの落日は、すなわちプーチン大統領の黄昏である。夕陽を支えることはできない。全ロシア国民に沈みゆく太陽を両手を挙げて支え切れるのであろうか?物事には誕生,成長、全盛時代があるが、やがてやってくる落日も避けられない。ただし、残された唯一の方法がある。それは名誉、財産、地位を一気に投げ捨てることだ。おーれーは止めた。この一言で全てが終わらないこともない。

 しかし、こう決意することに悟れるだろうか?自分の影響力が効かなくなっていることに自身も気づいているから、国民にハッパをかけているのだろうが、やっぱり限界が見えてきたのかもしれない。自分の意識とは違って、周囲の雰囲気が少しづつではあるが変化してきている。勝利や凱旋は無理になってきた。せめて名誉ある撤退を考えざるを得ないだろう。ロシアからみれば、中国は風下であるだろうが、この下手の舞台から習近平主席が登場してきた。この人物の力を借りなければならない状況にロシアが追い込まれてきたということである。

 世界政治の舞台で習近平主席が注目を集めて花道を歩いてくる。さささ・・・どのような振る舞いをするのであろうか。もはや、ジェスチュア―だけではことは収まらない。それなりの演技が求められている。大根役者になってしまうのか、それとも、待ってました習近平主席どの!と大きな声がかかって、世界中がどよめくのか。茶番ではすまされなくなってきた。田舎芝居は見飽きた。今必要なのは檜舞台での役者の演技だ!いやー北京屋!待ってました!