ロシア軍の攻勢が伝えられているが、これが事実だとすれば、歴史は逆戻りしてしまう。民主共和制が敗北して、一党独裁による専制支配の暗雲がヨーロッパ諸国を覆うだろう。こうなれば、暗黒時代の始まりになる。IT、AI、宇宙時代になろうとしているのに世界は暗闇になってしまうのか。

 バイデンさん、プーチン大統領は必死のはったり演説をしてロシア国民を奮い立たせようとしているではないか。プーチン大統領は彼なりに真剣に戦争をしている。これに対してアメリカのバイデン大統領はコメントにも余裕があって、どこか悠長なところがある。真剣さがプーチン大統領より軽量だ!はっきり言って、戦争は占領した者が勝ちになる。敗けて追い出された方が敗者だ。これだけはハッキリしている。だから、戦争支援を出し渋るなといいたい。

 プーチン大統領の核の脅しを配慮しての思慮深さかもしれないが、ドイツやイギリス、アメリカやフランスが戦車などの新兵器を支援すると言っても、ウクライナに何時届くのだろうか。こうした支援兵器による戦果が出るのだろうか。全くの未知数ではないか。戦局が長引けば、ロシア軍の方が有利だという分析者も多い。その内にプーチン大統領の持病が悪化して、独裁者の威光も陰ってくれば、ロシアに内部分裂が起こって、戦争は終結する。こうした手前みその情報に油断がありはしないだろうか。

 プーチン大統領は政治方針を貫くために必死になっている。ウクライナはファシストの思想に染まっていると宣伝して、ロシア国民よ、しっかりしろと怒鳴りつけている。プーチン自身がファシストに変身している。それなのに自身のことが分からない。だが、ロシア国民は十分に知っている。 プーチンがファシストそのものであり。プーチン大統領の政治がファッショ化していることに気付いていても、ロシア国民は何も言えない。反抗すれば拘束されるからだ。プーチン大統領の恐怖政治を国民は恐れている。

 ウクライナが戦争に負ければ、プーチン大統領の恐怖政治がヨーロッパに及ぶだろう。そして極右政党が台頭してくる。もう、めっちゃくちゃになるだろう。バイデンさん、よそ見しないでウクライナの戦局に気持ちを集中して欲しい。お願いします。余裕を見せる時ではない。