値上げブームで家計は泣いているが、濡れ手で粟の財務省は大笑いだ。物価が上がれば、寝ていても財政収入は自然増になっていく。ここに消費税の威力がある。少子化や所得制限で揉めているが、物価高による税の増収について頬被りして欲しくない。マスコミはもっと突っ込んだ取材をして物価高の余波を取り上げるべきだ。

 確かに眠っている国庫の資産をつつくのもよいが、もっと根本を問題にするべきだ。三菱が何百億円もの補助を受けて、国産ジットは完成できませんでした。この報告だけでいいのだろうか。責任を感じないのか。どこに原因があって、完成できなかったのか。このことをさらけ出さずに、新しい物作りができるのであろうか。スイスイ飛んでいるホンダジェットと、どの点において物作りの差ができたのか。

 創業者本田宗一郎の夢を社員は実現した。やっぱり、創業者への憧れの気持ちが、社員を奮い立ったせ、ホンダジェットを作り出したのであろう。何事も精神だ。日本人の精神が息づいている粘り強さを受けつで欲しい。これでは三菱のゼロ戦も泣いているだろう。残念至極だ!