ぜひ備えの見直しを…
7月28日に発生した令和8年熊本地震から、今日で1週間が経ちました。連日の揺れや酷暑のなか、現地で大変な思いをされている皆様に心よりお見舞い申し上げます。今なお大変な状況が続くなかでこのような発信をすることに迷いもありますが、地震や台風など、日々どこでなにが起きるかわからない日本で一人でも、どなたかの身の安全を守るきっかけになればという思いで今回またひとつブログを投稿します。おそらく、今回の地震による被害があった地域以外にお住いの方で今回の地震や今後の気象情報を機に「改めて我が家の備えを見直そう」と考えている方もいらっしゃるかと思います。そこで今回は、防災士の視点から「今すぐ確認してほしい備えのポイント」を4つの項目に分けてお伝えします。【1. 家具の再固定】”防災”、というと最初に”備蓄”を頭に浮かべる方が多いかと思いますが、大切なのは、そうした物はもちろん、なにより人を守ってくれる”家屋の安全”、身の安全の確保です。大きな地震が発生した際には、タンスが倒れたり、プリンターや電子レンジ、掃除機など普段生活を助けてくれる家具や家電がとんでくる可能性もあります。固定できる家具・家電はぜひ対策をなさってください。◆突っ張り棒やストッパー、耐震粘着マットを組み合わせて使い、家具を固定◆玄関やドアまでの経路を塞ぐ位置に家具がないか、もしあるなら固定されているか、床が散らかっていないかを確認◆ガラス飛散防止フィルム: 食器棚や窓ガラスにフィルムを貼るだけでも、怪我のリスクを大幅に減らせます。◆寝室と避難経路の安全確保: 寝ている場所にいざというとき倒れてくる家具がないか、就寝時に頭が照明の真下に位置していないかチェック【2.備蓄品の再確認】◆水や食料品(我が家は息子が麦茶を大好きなので、麦茶のストックも多くあります)<主食>◆無洗米、パックご飯(レトルト)、おかゆ(レトルト)◆乾麺(パスタ、うどん、素麺など)◆缶詰のパン、乾パン、シリアル、クラッカー<主菜・副菜(おかず)>◆缶詰(ツナ、サバ・イワシの煮物、焼き鳥、野菜缶、あずきなど)◆レトルト食品(カレー、牛丼の具、パスタソース、スープなど)◆乾物(わかめ、大根、人参、海老、ごま、海苔など)…乾物は、レトルト食品などにもパラッとかければ 栄養価をプラスできるのでおすすめです*<栄養補給・栄養バランス>・野菜ジュース、ビタミン補給ゼリー、アーモンドミルク・乾燥スープ、フリーズドライのお味噌汁・ドライフルーツやナッツ類3. 日用品・衛生用品災害時に水や電気が止まった際、衛生面の確保は健康維持に直結するのでとても大切です。◆非常用トイレセット◆トイレットペーパー・ティッシュペーパー◆ウェットティッシュ◆汗拭きシート: 水が使えない時の体拭き用◆ドライシャンプー(水のいらないシャンプー)◆歯磨き用シート・マウスウォッシュ◆生理用品◆指定ごみ袋・防臭袋4. 調理・生活用具◆カセットコンロ&カセットボンベ◆ラップ◆アルミホイル◆ポリ袋(アイラップ等)◆紙コップ・紙皿・使い捨てスプーン&フォーク・割り箸※紙コップは、小さいものも備えておくと◎”有事の際は、”少しずつ飲む”機会が多いため”5. 暑さ対策グッズ◆経口補水液、塩分タブレット◆冷却シート、冷却スプレー◆電池式・充電式の小型扇風機(ハンディファン)【3. 非常用持ち出しリュックの中身】◆水、食料(私はリュックの中には長期保存用おにぎりを入れています)◆現金(お札や小銭の種類を多く)◆モバイルバッテリー◆簡易トイレ◆常備薬◆懐中電灯◆救急用品◆身分証のコピー、緊急連絡先のリスト…この紙は、濡れても大丈夫なようにジップロック等に入れておくと安心です◆塩分補給用タブレット、アメ◆汗拭きシート◆折り畳みタイプのうちわや扇子、ハンディファン◆折り紙(子供が遊ぶ用)※上記のように、バッグに入れたいものはたくさんありますが、避難所へ逃げる際に持って行く”持ち出しリュック”は”重すぎて動けない”状態を避けることが大切です。荷物を詰めたあとは、ぜひ一度背負って歩く&走ってみてください。いざというとき、そのバッグを本当に持って動けるかを確かめることが重要です。(特に乳幼児のお子さんがいるご家庭は、お子さんを抱っこしてさらにそのバッグを持てるのかの確認が大切です)【4.赤ちゃんがいるご家庭は「いつも使っているもの」を多めに】赤ちゃん連れでの避難は、環境の変化によるストレスが大きくなります。支援物資が届くまで時間がかかることもあるため、専用の備蓄が不可欠です。◆おむつ: いつも使っているサイズを1パック以上多めにストック。(私は常に+3パック常備していました)◆おしりふき:体の清拭にも使えます。6歳の息子がいる今でも購入してストックしています。◆液体ミルク(※お子さんによっては使い捨てアタッチメントor小さい紙コップもあると◎)◆母子手帳のコピー(予防接種の欄が更新されていくため、都度コピーをし直すと◎)◆授乳ケープや大判のおくるみ: 避難所でのプライバシー確保や、日よけにも役立ちます。◆抱っこひも: 有事の際、外はがれきやガラスの散乱、地面のダメージでベビーカーが使えない場面が多いため、 避難時は抱っこひもが必須です。<そのほか>◆この春お住まいの環境が変わった方は、避難所の再確認を(一時的に身の安全を確保する「一時避難場所(公園など)」と、 避難生活を送る「指定避難所(学校など)」の場所・ルートの確認)◆いざというときの連絡手段を家族で確認(災害伝言ダイヤルの使い方など)◆お住まいの自治体のアプリを入れる◆お住まいの地域のFMラジオの周波数を確認しておく一度に全部をそろえなくても大丈夫です。まずは「リュックの中身を一度全部出してみる」「寝室の家具の向きを変えてみる」「今日の帰り道、ストック用に水を一本買ってみる」といったことから始めてみるのが大切です。自分自身と大切な家族を守るために、ぜひ見直してみてください。