おはようございます。

🌼お祝いのお花屋さん🌼
〜アトリエ咲季〜

お花作家の JUNKOです。

今日は、お花のお話とは違うのですが、
先週末、十数年ぶりにとあるコンサートに行って来ました。

同世代の方なら誰でも知っている、あの方のコンサートです(^_^)

コンサートはもちろん楽しかったのですが、それだけではなくて、

長く人から愛される人の魅力ってなんなのか?
が、少し垣間見えた気がしました。

今日は、その新たに発見したことを書いてみたいです。


〈十数年ぶりのコンサートに行く事になったきっかけ〉

先日、初めて行ったアーティストさんのコンサート。

それは、松田聖子さんのコンサートでした。

実は私、3人の子供が生まれてからは、
コンサートとかライブとに行った事が殆どありませんでした。


芸能人さんはテレビでしか見た事ないし、直接アーティストさんの姿を見て、歌や声を聞くチャンスはなかったんです。

子育てして家庭を回して行く日々は、
毎日がとても忙しくて
(丿 ̄ο ̄)丿🌀
わざわざ音楽を聴きに行くなんて、
できなくて。

でも音楽は大好きなので、車の中で好きなアーティストさんのCDを聞くのが楽しみで、
ある意味、それで十分だと思っていました。


大きくなった娘は、頑張ってチケットを取って遠い所まで観に行ったりしていましたが、
私には全くの無縁の世界だったんですね。

そんな私が今回コンサートに行くキッカケになったのは、去年の夏の事。


なんとうちの主人が、
こっそりと松田聖子さんのコンサートのチケットを取って私と一緒に行くつもりだったんだと、打ち明けてきたのです。

仕事一筋で20年以上もコンサートなんか行っていなかった主人から、
その事を聞いた時はとても驚いたのですが、

なぜカミングアウトをしてきたかというと、
チケットを取ろうとしたけれど取れなかった(完売)という状況だったんです。



そんな主人の粋な計らいの気持ちが嬉しくて、
又、主人が松田聖子さんのファンという事もあって、
今回、ふたりで初のコンサートに行く事になったのです。

主人に伝えると、
『本当に』と驚いていましたが、
かなり嬉しそうでした。
(*´ー`*)


もうその日から二人でドキドキワクワクでした🎶

〈懐かしい曲を聞いて、
思い出すもの〉

待ちに待った当日、
大阪城ホールに到着。

主人だけでなく私にとっても、
松田聖子さんって青春の思い出の曲ばかりです。


ご本人の実物を見られる日が来るなんて、
考えた事もなかったなあ!

ステージに現れた聖子さんは、
昔からテレビで見ていたその人そのもの。


そして、昔、何かの本の写真で見た彼女の可愛らしさ、透明感あるみずみずしさを一気に思い出し懐かしい友達に再会したかのような気持ちになりました。

そしてコンサートの途中から、
懐かしい曲を一曲ずつ聞いているうちに、なぜか突然、涙が・・

自分でも何で涙が出てくるのか分からないのに、
泣けて来て止まらないのです。

悲しい訳でも思い入れが特にある訳でもないのにどうして?

けれど、やがて気付きました。

ホールで聖子さんが一曲ずつ歌ってくれた歌は、

私自身が
OLをしていた頃に、とても仲の良かった職場の仲間達とカラオケで一緒に歌っていた曲だったり、

当時習っていたエレクトーンで弾けるようになった曲だったり、

トキメキやハート切なくなる時に、
同じ時代を過ごしていた曲だったのです。

自分の結婚式の時に友達が歌ってくれた歌だったり、
招いてもらった結婚式でお祝いに歌った曲だったり。

私の人生の濃いひとときを共に彩ってくれた楽曲だったのですね。

そんな数々の曲を聞きながら、
私は自分自身の過去と重ね合わせ、
色々な事が鮮やかに蘇って来たんです。

エネルギーをチャージされたような、
励まされたような気持ちを味わえました。


〈会場でこそ味わえる一体感〉

コンサートってDVDでも見られますし、
CDで曲も聞けますし、

何も会場まで足を運ばなくても良いんじゃないかな・・なんて、それまでは思っていたのですが、

今回のコンサートで、こんなに楽しい一体感があるものなのかと
本当に驚きました。


実際に同じ場に身を置いて、
アーティストさんとお客さんが楽しく和やかなやり取りをする光景や、

''皆さん知ってるわよね。一緒に歌いましょう''の声に、会場中が一緒に歌声を響かせる様子。

そして私も久しぶりに懐かしい、
(歌詞も全部覚えてる😄)歌を唄っているうちに、

周りの人達は全く知らない同士なのに、
この場所では、思いを共有できている一体感があって、
特別な嬉しさに浸れているんだーと気付きました。

自分が何かを得るとか、
もらうとかっていう感覚ではなくて、


その''一体感の喜び''というのはどこか特別な幸せを感じさせてくれるんだなぁと
強く感じました。



そしてコンサートの最後、

『皆さん、お体に気をつけてね。
本当に気をつけて。

絶対元気でいてね。元気で又お会いしましょうね!
さよなら〜。』

と言われた時に、

懐かしい同窓会で青春の時間に戻ったような、
そんなひとときを感じてたんだなと思いました。

〈元気になっている自分が好き〉

今回コンサートに十数年ぶりに行ってみて感じ事。
それは、
コンサートのもう一つの魅力というべきものでした。



コンサートというのは、勿論アーティストさんが''好き''だから、
応援したいから、どこかいう事でファンは足を運ばれてるのですが、

それに加えて、
コンサートという機会を通じて

本当の自分らしさを思い切り出せたり
自分の気持ちを自由に表現したりできるところに、大きな醍醐味があるのかなぁと思いました。


好きなアーティストさんに会場で会えて、
同じように好きな気持ちの大勢の人達と過ごす事で、

普段、親の役目だったりお仕事や介護など、
自分が果たす務めの姿から、
純粋な自分のままの姿に戻れる
というか。


そんなピュアな自分を取り戻せるパワーをもらえるから、
遠い所であっても時間を作って来られるだろうなあと実感しました。

そんな風に思うと、
聖子ちゃんをはじめ、
ステージに立つ人達がしてくれている事っていうのは、


歌を披露するとか美しい美貌を保つ
という事以上に、

お客さんの感情や明日へのパワーを満たすところに
仕事の真髄があるのかもしれないなと思いました。


〈愛される人は、''誰か''
輝かせる人〉

エンターテイナーの役割って
自分が輝く事によって、
こうやってお客さん自身を輝かせて行く事、
なのかもしれません。

そして、長く愛される人って
それだけ長い間、
''他人でえる誰か''を輝かせ続けてきた人なのかもしれません。


私自身も、普段はお花作家として
商品づくりをしていますが


聖子ちゃんが教えてくれたように、
自分の作品によって、


作品以上に、
買ってくれたそのお客さんをいかに輝かせるか?


そんな事を思いながら
仕事をして行きたいと思います。



今日は、週末に出かけたコンサートから
愛される提供者ってこういう事か、と
強く感じたので、
健忘録としてブログに書いてしまいました。


聖子ちゃんのコンサートに行かれた方が、
もしおられましたら、
一緒に楽しい場を作ってくださり、
ありがとうございました🎵


ここでお礼を言わせていただきます
(^_^)