今月の句会報で特選句の一つ「芝刈りの草の匂ひの広場かな」の句評を読みました。

 

「技巧を凝らさず平明に詠んだ清々しさを感じる一句です。芝を刈った本人はもとより、偶々そこを通りかかった人、広場に遊びに来た子供たち、それぞれが刈られた芝が放つ香りに包まれたことでしょう」

 

詠み人の私は、散歩で「偶々そこを通りかかった人」でした。「清々しさを感じる」と評されて、気分良く雨上がりの畑に出ました。曇り空の朝は涼しかったのですが、陽が差し始めるとやっぱり蒸し暑さが募ります。畑の土も重く濡れていました。

 

自分の区画の里芋の畝の草を取り、追肥と土寄せをしました。長ネギを植えた溝にも土を寄せました。味が評判の万願寺トウガラシが鈴なりです。畑に来ていた仲間たちにお裾分けして喜ばれました。お返しにインゲンを沢山頂きました。

 

夏野菜は生る時はビックリするくらい大量に採れるので、貰って呉れる人を探すのに苦労します。ミニトマトの脇枝をジャガイモや長ネギを収穫した区画に挿し木したら全て根が付いたので、これが採れ始めたら大変なことになります。