援農に出るのに暑さを覚悟して目を覚ましたら、案に相違して高曇りの涼しい朝でした。雲間には雪解富士がおぼろげに浮かび上がっていました。出荷場で枝豆の品出しを終えた後は、親方とスイカ畑に出て鳥除けのネットを張り巡らす作業をしました。

 

力仕事ではなかったので余力を持って午後を迎えました。郵便局に行ったついでに古本屋にも行って、今日の歩数は久しぶりに1万歩を越えました。本探しで粘って店を出たら、日が差して来て一気に蒸し暑くなっていました。

 

百円均一の棚に坪内祐三の大部の本、<慶応三年生まれ 七人の旋毛曲がり>が出ていたので早速手にしました。「漱石・外骨・熊楠・露伴・子規・紅葉・緑雨とその時代」が存分に語られています。梅雨に入って早く雨読の日々が来て欲しいものです。

 

弾みが付いて、前から欲しかった同じく坪内祐三の<文庫本を狙え>に、須賀敦子

<ヴェネツィアの宿>、吉田篤弘<針がとぶ>等の文庫本も購入しました。何時もながら本の中身と比べて古本の値段が何と安いものかと思わされます。