人間の責任分担が、なぜ重要なのでしょうか。

 「責任分担」という言葉は、この世ではあまり使わない言葉です。しかし統一教会では、どんな言葉よりも特別に重視する単語です。統一教会において、この責任分担と蕩減という言葉、責任分担と蕩減復帰、この二つを知らなければ歴史的なすべての内容を悟ることができず、間違った歴史、あるいは歴史の未知の事実を解決できません。そのような重要な言葉です。

 責任分担ということを今まで知らなかったので、歴史の曲折を知りませんでした。なぜ善なる人たちがみな犠牲になり、悪なる人たちがうまくいくのですか。歴史を見ると、独裁者がなぜこの世を支配し、善なる王が出てきても平和の世界をつくることができなかったのでしょうか。歴史を調べてみると、独裁者の世界統一の夢だけが記録されているのです。
 それはサタン世界だからです。責任分担を侵犯されたので、それ以下のすべての被造物、それ以下の人間全体、地上世界の万民、以前に来ては逝ったすべての霊界にいる先祖たちまで見ても、責任分担完成圏を越えた人は一人もいないというのです。それが原理です。文先生が適当にもってきて付けたのではありません。この責任分担という言葉が分からなければ、歴史が解けません。
 歴史の曲折を解決することができません。なぜ戦争史ですか。責任分担という善の条件が悪なる世界の条件を克服しなければならない立場にあるので、堕落して、サタン世界になり、落ちたものを覆す闘いをしなければなりません。ですから歴史は、善悪の闘争史なのです。

 この宇宙の矛盾した事実と歴史の悲運の曲折、このすべてが歴史上の責任分担というものを知らなかったので生じたのです。責任分担がどれほど重要かということを、皆さんは知らなければなりません。皆さんは責任分担を自分勝手に考えているのです。「責任分担は原理で教えてくれるものであって、私たちとは関係ない」。このように考えているのです。このように見るとき、先生が責任分担という言葉を発見したということは、偉大な発見だということを知らなければなりません。
 皆さんは、責任分担をどれほど重要に思いましたか。この責任分担には宇宙が引っ掛かってあえいでいるのです。
 
                 (天聖経 P1216より)

 
 神様は、ご自分と同じ創造性を人間に与えようとされました。この創造性は、人間が自由意志で責任分担を果たしたときに初めて与えられるというのが原理です。
 人間が堕落したので蕩減の歴史となり、今日に至るまで善悪の闘争史が続いています。
 人間が責任分担を果たしてこそ、理想世界を実現することができます。

















          
 



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