荻浦 茹先炊(じょせんすい)徘徊師さんのプロフィールページ

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大切な人から誕生日プレゼントに貰った。


「兄さん」と呼んでくれて居るから『妹』と呼んでは居るが…特別な女性である。



実はこの


『今日は死ぬのにもってこいの日』は2冊目だ。


1995年の発売当時、何よりもフランク・ハウエルの絵に惹かれて購って以来枕頭の書である。


英語の原文が併採されているのも嬉しい。


Today is very good day to die.


が原文だが、原題は『MENY WINTERS』



沢山の冬を私は生きて来た


から始まる。



『今日は死ぬのにもってこいの日』

ナンシー・ウッド著

フランク・ハウエル画

金関寿夫訳

めるくまーる




が……勿論肝心なのは


『very good day』を『もってこい』と訳した翻訳に有る。



アドビブロックの屋根の上でタオス・プエブロの古老が語る死生感は、『哲学』というには余りに自然………



そうであるべき……では無く



『そう…なのだ』



だから、反論なんて出来ない



『そうなんだから』




宗教とか哲学を超越している。


物理さえ………コペルニクスが何と言おうと、

今朝も朝日は東から昇り西に沈んで行くのだ…



まあ…近いのは『禅』の感覚だろうけど、それだけ……



齷齪(あくせく)無理して生きるより


全てをマンマ受け止めること…しか出来ないのは…当たり前のこと



迷うこともある…けど…大地は迷っても受け止めてくれる。


明日も日は昇る…ちゃんと東から……



自分がその『ことわり』の一部であることさえ判っていれば…何も変わらない。




さて……


今日はなんだか最高に素敵だ


………死ぬのに…もってこいだなぁ




   ………………………………ありがとう『宙』💕







窓を開け放って居られる

  冬の午後





雨上がりの

 澄みきった風の碧(あお)





『妹』と名乗る

愛しい人からの贈り物

  しばらくは生きられる







   茹先炊(じょせんすい)