荻浦 茹先炊(じょせんすい)徘徊師さんのプロフィールページ
いつからやら、季節の変わり目の…味わいが分かるように……成って来た。
ほぼ体調を崩すからだが………何故かソレが味わい深い………
散歩と、ヒトには云う徘徊を繰り返すから…いつの間にか彷徨く事は了解を得たようだが、この時期は少し咳をしただけで
「お気をつけて……」
と心配されるのが…ちょっと………
それでも…朝から彷徨く。
靴に当たった、だんだん珍しく成ったちゃんと『殻斗(カクト)』を被った丸いクヌギの団栗(ドングリ)
なんとなく拾い…ポケットに入れる。
………意外と沢山見付けて…右のポケットがヤタラ膨らんで来た
一旦家に帰って、庭のイロハモミジの隣に埋めてみる……
それだけ…なのに、なんだか嬉しい晩秋のまだ薄暗い朝の徘徊……
団栗の…丸が嬉しい
朝徘徊
すれ違う
まだ灯り点けた自転車……ゆっくり
この木だった…
本堂の裏の椚の木肌
墓場の脇で、遠慮無く……喫煙
死人に口無し、苦情…無し
広き墓場の有り難さ
薄暗い墓場のの向こうに
再生の証
(墓場ではちょっと怖い言い回し)
茹先炊(じょせんすい)