容疑者Xの献身


監督 西谷弘

    
   容疑者Xの献身

     以上はホームページよりキャプチャー


 容疑者Xの献身は、東野圭吾の推理小説で、直木賞作品。

直木賞は作品単体ではなくシリーズで受賞とのこと。

そりゃそうだよ、確か5回目のノミネートでやっと取れたとか。

シリーズとしては、ガリレオシリーズの三つ目。

オール讀物に連載された作品であったためクレジットも。


 映画は、十月の一週目に公開されたばかり。

映像は、スピーディーに展開し、なかなかテンションも落ちない。

最後まで、眠くなることなく見れた。

邦画らしい邦画であり、テレビドラマから生まれた映画らしい。

とはいうものの、テレビドラマとは異なり、重厚なつくりにチャレンジしていることが感じられる。

テレビの焼き回しをどこかで抵抗しているかのようだ。

 どこの映画評を見ても、批判が多い。

誰が犯人だかわかっているからだろう。

推理の大原則を最初から否定しているつくりであり、PRの手法。

推理の謎解きは、テレビドラマと変わらない言葉による謎解き。

映画らしく工夫が欲しいところでもある。

 批判派多いけど、見るべき点も多い。

私的にはとってもおもしろく、よかった。


 堤真一の演技はよかった。

見せ場で見せてくれる。

数年後にこの二人がどうなったのか見たいと思わせる。

号泣シーンもよかった。

それ以上に現代に多いねじれた人間像の演技も。

ストーカーらしく振舞うところも。

オーディエンスはあの演技でぞっとしていたのではないだろうか。


 花岡康子と美里の前にもと夫が現れる。

暴力とお金、典型的な問題。

娘の美里とは血がつながっていないらしい。

再婚相手であり、離婚した相手でもある。

 こんなあらすじを書いていると、なんだかとっても嫌になりました。

離婚って・・・。

なので、やめますが、ストーリーはありがちで平坦です。

でも、そうそう突飛なストーリーはなかなか生まれません。

楽しむところは、謎解きに通じるパーツです。

いつもとは違う、湯川教授を描きたいのかどうかわかりませんが、情のある湯川教授が見れ、ゲストの方々の演技が堪能できます。


監督:西谷弘
脚本:福田靖
出演者:福山雅治、柴咲コウ、北村一輝、松雪泰子、堤真一
音楽:福山雅治
公開:2008年10月4日
上映時間:128分


   
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