もう少しで春も終わり
アルディスはステーキ🥩、俺はシンゾフライ🍤
マトラのゼリー寄せを作ろうとしたが、ウボが中々手に入らなかったのだ。
フィリップが収穫祭の意味を知るのはまだまだ先の事だろうな。

昼から結婚式
今日の主役はロドチェンコ夫妻の第2子スーザン嬢と、
ファウベル夫妻の第2子フランク青年だ。

2人はスーザン氏を世帯主とするロドチェンコ夫妻として結婚生活を始めた。ファウベル3姉弟も残るは1人リベルト君だけだ。

エドジジイはウザいけど(一昨日の記事参照)、ファウベル家は絶やしたくないので、次は何としてでもファウベルを選んで頂こう。

陛下にも遂に死亡フラグ
「人って不思議なもんだね。死ぬ前になると、今までの事がこう、走馬灯のように蘇るのよ。」

『やめて…縁起でも無い』

堪らなくなった俺は会話を遮ろうとしたが、陛下は構わず続けた。

「それこそ国王の初公務で味わった緊張感とか…アンセルム君が生まれた時の幸せな気持ちとか…結婚式の後の少し不安な気持ちとか…アンドレアス君に告白された時の胸の高鳴りとか…最後の講義が終わった後の開放感とか…ダンジョンを初めて踏破した時の達成感とか…友達と遊んだ時の興奮とか…みんな死んだけどね。」

「死ぬのは怖いけど、あっちでアンドレアス君に会えるから」
『でも…』
「そろそろ若い世代に活躍の場を譲らないとね…アンセルム君?あの子は心配無いよ。一見頼り無く見えるけど、あの子は良く出来た子なんだ。それにモニカとハシントがいる。だから後の事は全部あの子に任すと言ってあるの。」

『でも俺はその日が直ぐに来ない事を祈るよ』
「まあね。往生際悪く生き長らえる可能性も無くは無いからねw」

待ちに待った収穫祭
俺たちパンピーからすれば、収穫祭なんて釣り大会と宝探しの日だ。

だから我が子にもお祭りの日とだけ伝える
来年はフィリップと酒場ランチしたい所だ。

噴水地区ではイルマ婆さんが危篤
国中歩き回っていたヒエロニムス爺さんとは違い、イルマ婆さんは家から一歩も出ない。

食欲は僅かながら残っているようだ。
俺は鞄からゼリーを取り出し、食べさせた。
最後の食事🍽を平らげたイルマ婆さんは…
夜、家族に看取られて亡くなった。

俺は辛いので立ち会わないことにした。
デートしたり
ランチ食べたり
酒場御籤を引いたり

探索なぞしてやり過ごした。
種播けば
実り有り

の託宣に従いながら…