電車に2時間ほど揺られて温泉街についた。
白い車で颯爽と登場したのはジョン・レノン似の漫画家こと、K先生だ。
初めて逢ったが、とてもフレンドリーで話しやすく、面白い。

初めてのスシローを体験し、ご飯を食べて打ち解けたところで、
そろそろ俺たちは命を賭して怪物をキャプチャーすべきだろうという話になる。
固い握手を交わし、命を惜しむことなくザリガニ釣りに出発。


変態スネーク 周波数140.85-広大な自然



どうですかこの広大な自然は。


変態スネーク 周波数140.85-広大な自然2





橋の上にいると飲み込まれてしまうんじゃないかというほどの、轟々と渦巻く川の流れ。


変態スネーク 周波数140.85-底なし沼


しばらく進むと、なんと底なし沼が!
ここで釣りをするしかない!!





じゃーん。
変態スネーク 周波数140.85-かえる


カエルとれた。


はい。
なんか童心に帰って凄いはしゃいだ27歳二人。
次はしとりっぷの待つ温泉街へ繰り出します。



一番奥まで進むととても素敵な神社がありました。

変態スネーク 周波数140.85-鳥居

何が素敵って、ここは子宝にご利益があるらしいんだけど、少し散策するとその理由をすぐ発見できた。









変態スネーク 周波数140.85-まんこき


はいこれ。




えー。






大概にしろ。





女性の股みたいな樹が生えていれば御利益か。あるもんか。
まるで秘宝館。珍宝館。
先生は穴に向かってまつぼっくり投げたりしてるし。



「これが一発で入ったらモテる!!」



モテないです。
またぐらにまつぼっくりではモテないです先生。
そんな御利益はないんです。






さて、しとりっぷです。



坂の多い温泉街に辟易しながらひいこらたどり着いたしとりっぷ。
全盛期にはピカピカとネオンを光らせていたはずのその正面ゲートも、
今はすっかりくたびれて、電球とかは全部割れてます。
物悲しい。
んで、受付までやってくると「掘っ立て小屋」みたいな感じで物悲しい。
さらに番犬であるところのハスキーがしっこをしてしまっており、
しとりっぷ小屋全体がしっこ臭いのが物悲しい。
って言うかしっこの臭いは印象悪くなるだろ。絶対これでリピーター逃してると思う。
しっこ掃除しろ。


俺が憂えていたのはしとりっぷに着いた時間で、それは18:00くらいだったのだが、
ちと遅すぎて良い席が取られてしまっているかもということを心配していた。
しかし、受付を見ると、誰もいない。

(・д・?)

なにこれ。
何で誰もおらんの?
しばらく物悲しい臭いを堪能していると、「何ですか?」とつめたい声が。
なんかおばあちゃん登場。めちゃめちゃ警戒してる。

「女の裸が見たいんですけど」
「は?」
「いや、岐阜からこれ見に来たんですけど、やってないんですか?」
「8時からだから」

めちゃめちゃ無愛想。
言いながら背を向け、ハスキーのお皿に水を汲んでいる。
「客とかめんどくさい。あたしゃハスキーにお水やらなきゃならないんだから」
とか思ってそう。
優先順位が完全に「ハスキー>客」です。逆転してます。
大事なものを忘れた老婆。

よく考えると、開演時間も大分おかしい。
岐阜のまさご座なら12時から開館しているのに、なんと、20時開館なのだ。
やる気なし。
理由を聞くと明快。「客がこねえから」
もう、物悲しいを通り越して気が滅入る。

んで、演目とか「ポラ」「タッチ」とか見慣れたものでなく、「天狗」だし。
てんぎゃん出ました。
初見なんですけど。
なにその天狗って。めちゃくちゃ見たいじゃねーか。
とりあえず見る理由が出来たので一時撤退。


温泉に入ってのんびりしていると、あっという間に20:00に。
「早めに着いてましょう。いい席を取られちゃいますよ!」
俺は先生を急かしたが、全くそんな必要はなかった。
客は俺と先生を入れて、3人。
他の客は、赤ら顔の、助平そうなおじさん一人なのだ。
50人くらい入る掘っ立て小屋にぽつんと3人で座る物悲しさ。
「お客さん、もっと舞台のほうへお願いします」
のアナウンスも物悲しい。
次から次から、これでもかというほど物悲しいづくしのしとりっぷ。
来てよかった。
まじで。

従業員はというと、
オーナーらしい、客にも態度のでかい男、受付の愛想の悪いおばあさん、
演目を読み上げたり司会進行をするおばあさんの3人。
さらに踊り子さんを雇っているので、完全に客の数をオーバーしてしまっている。
儲かるのか。(ヒント:儲からない)

入場料が4000円なのだが、まさご座は早朝割引で3500円だから、少し高い。
いやいや。
全然がっかりしてませんよ。だって、サービスがいいから。
良いに決まっているから。

始まりました。
簡単に説明しましょう。
普通のストリップなんですけど、質が凄い。
まずは人数。
まさご座6人に対してここは2人。
年齢層はまさご座20台からに比べてこちらは50台から。
システムはまさご座出入り自由で無制限に比べて完全入れ替え制。


うん。







ふざけるな。




天狗ショーは何も天狗じゃない感じでした。
客に対して終始タメ口だったから、そういう天狗なのかも知れません。

んで、その後に出てきたタッチの外人ヴァネッサは、形容するならおモチみたいな。
先生いわく、「お父さんの背中だね」。
顔も摩訶摩訶のシンシアというか、餓狼伝で言えば松尾象山というか、
怪獣で例えるならカネゴンにダダ星人を足す感じというか、
あえて形容するなら「濃くてでかい」という感じ。こゆくておいしい。おいしくないわ。

オフ会に来ると彼女の話が聞けますのでお楽しみに。


ぐったりして先生の家に帰り、ご飯を食べていると、先生からうれしい提案が。

「何を描きましょうか?」
「良いんですか!?」
「もちろん。何にしましょう」
「じゃあリオがミニスカートはいてるパンチラのシーンで(即答)」

ということで、プレゼントとしてもらってきちゃいました。
さすが先生。巻頭カラーを任されるだけあるぜ。(←?)
このサービス精神。
しかも、さらっとでいいですよと言っておいたのだが、
俺が寝てる間もずっと描き続けており、完成品を見たときは度肝を抜かれた。
最高。
もう、俺たちの見たかったものはこれだよな。
と肩を組んでしまいたいくらいに完成された、完全に「商品」側のイラストなのだ。
K先生、ありがとう(T-T)

え?
見せて欲しいって?

くっくっく……。
そう簡単には見せられねえなあ。
どうしても見たいならヴァネッサでも見てろ。
変態スネーク 周波数140.85-ヴァネッサ



⊃)゚д゚)・∵. んぺちゃぁ


分かった。分かったよ。
見せますよ。
なら、まず自分のパンチラ写真をこの俺に添付し――⊃)゚д゚)・∵. みせます




というわけで、足跡キリ番やコミュのガッスレで誕生した変態には、
このパンチラリオをプレゼントしちゃいます。
お楽しみに。