指は1875年頃オーストリアの発掘団によって発見され、
1950年アメリカの調査団とルーヴル美術館の学芸員ジャン・
この手がニケの右手かどうかの根拠は
- 発見場所が、
サモトラケのニケが発見された場所と同じであること。 - 大理石の種類や技法が、サモトラケのニケと同じであること。
- 手の大きさや形状が、サモトラケのニケの右腕に合致すること。
- 手の形や大きさが、サモトラケのニケの胴体や翼とよく似ている。
- 手のひらには、
ニケの特徴である翼の形をした模様が彫られている。 - 手の周辺には、サモトラケのニケの像の破片が散在していた。
- 腕のサイズと形状が、サモトラケのニケの残りの部分と一致する。
- 腕の表面には、
サモトラケのニケの他の部分に見られるものと同様の彫刻が施され ている。 - 腕の近くには、
サモトラケのニケの他の部分が見つかった場所と同じ石灰岩が採掘 されていた。
などがあげられるそうである。
ルーブル美術館に行ってきた。
平日なのに、着いてみると入り口は人だかりなもんでびっくりした。
入れるのかなと心配したが、なんとか入れた。
娘を交え、家族で、まあ子はカスガイというか、夫婦和解の行動みたいなものだった。
妻は知識人だから案内させた。
「そうさせるのがいい、パパは勝手な行動や発言を控えるように!」と娘からはメールやSMSで何度も釘を刺されていたし。
今日はどういうルートで回るのか参考までに聞いてみると、ジョットを中心に回るという。先日パドヴァでジョットを見たし、その延長線上のコンフェランスのようだ。
その道筋の階段踊り場にサモトラケのニケが突っ立っている。
その踊り場の片隅にガラスケースに入れられた彼女の右手が、誰からも興味を示されず、ひっそりと展示されている。
サイズ:
長さ: 28 cm;、幅: 17 cm
素材:大理石(パロス産大理石)
歴史的データ:
ニューヨーク大学美術研究所、発掘者/考古学者
オーストリア芸術考古学研究所、発掘者/考古学者
取得方法: 寄贈
収蔵年月日
入館年月日:1950年(指2本)
来館年月日:1954年(手のひら)
所有者
ルーヴル美術館(AGER)/サモトラケ考古学博物館/美術史美術館
だそうである。