具体例をいちいちうまく挙げられないのだけど、社会が微妙に変わってしなったのか、或いは自分が忘れてしまっているのか、戸惑うことがある。
少し前の事だけど、今回久し振りに日本に戻って、当たり前だった事がもう当たり前じゃ無くなってたりするからチョッとした緊張感があった。

 

立川駅ビルに「無印」が出店していて、家族の買い物に付き合っていた。

ぼく自身は何を買う目的もないから、なんかブラブラ、商品をつかんで持ち上げて戻してとか意味ない事をして歩いていた

 

デパートなんかに行くと、婦人服売り場とか紳士服売り場とか子供服売り場とかあったりする

 

ぼくの先入観かもしれないけど「無印」はそう言うカテゴリー分けを極力避けている気がしていた。

その「無印」が床に「夫」と記して方向性を示しているから、ややっと驚いた。
夫グッズのキャンペーンでもやってるのかと思った。
急に興味がわいて、ぼくも夫だし、夫にお奨めの商品とはどんなものか、興味がわいて進んでみた。
進んでみたはいいけど、夫はいつの間にか消滅して、消滅する直前の「夫」の上に人が立っていた。

 

その人とぼくは向き合う形になっていた。
ぼくの進行方向をその人に合わせると「夫」は 「¥」であった。

その横にレジがあって人が並んでいた。本来2列で並ぶところ、ぼくが逆走していたので皆迷惑だったらしい。